Veeamレプリケーションジョブ実施時の警告[VM disk size changed since last sync, deleting all restore points]について


Veeamを使用してレプリケーションを実行している際に、”VM disk size changed since last sync, deleting all restore points“といったWarning(警告)が出力されることがあります。

本警告が出力された際の影響と発生原因について記載いたします。

影響と発生原因

本警告は直訳すると、「前回の同期以降に仮想マシンのディスクサイズが変更され、すべてのリストアポイントが削除されました。」となり、レプリケーション元仮想マシンのディスクサイズが変更されたために、Veeamで取得したリストアポイントがすべて削除されたことを示しています。

Veeamではレプリケーションの際、レプリケーション先仮想マシン(レプリカVM)上でスナップショットを保持することで世代管理を行っています。

本警告に記載されている、「すべてのリストアポイントが削除されました」は、この「世代管理用に保持しているスナップショットがすべて削除された」ことを示しています。

スナップショット削除の原因についてですが、レプリケーション元仮想マシンのディスクサイズを変更すると、レプリカVMにおいてもディスクサイズの変更が必要となります。

この際に、「スナップショットを保持している状態ではディスクサイズの変更ができない」といったVMware 側の仕様に抵触するため、スナップショット(=リストアポイント)の削除が行われます。

そのため、もし、ディスクサイズ変更後も、既存レプリカVMのリストアポイントは保持しておきたい場合は、新規レプリカVMを作成/構成する必要があります。

詳細手順に関してはこちらから。

その他Veeamに関してのお問い合わせはこちらから

 

 

 

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