【climbクラウド・ナウ】クラウド・カーの自動運転の現状: 2013.4号


目次:
◆今月の注目コラム
[1]クラウド・カーの自動運転の現状
[2]自動運転技術の市販車への普及

◆今月のシリコンバレーニュース
[3]クラウド・コンピューティング

◆今月のワンポイント英語単語
[4]今月のVocabulary Focus!  –愛情を表現する単語–

◆クライム通信
[5]無料Webセミナー開催
 5/13(火)開催『Veeam Backup & Replication エディションの比較』
 5/14(水)開催『IBM for i (AS/400)と異種データベースの簡単データ連携』

[6]Veeam乗り換えキャンペーン実施中  【特別価格にてご提供】
[7]Veeam Free専用コミュニティフォーラムサイト  –情報交換実施–
[8]今月の新着技術ブログ  –Powershell特集–
[9]クライム・技術ブログ閲覧ランキング  –Oracle 12cの違い–

───────────────────────◆ 今月の注目コラム ◆─
[1]クラウド・カーの現状
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車の運転における人の役割は何年も前から減り続けている。マニュアルがオー
トマになり、クルーズコントロールでアクセルを踏む必要が無くなり、GPSで
道を探す必要がなくなった。ついには、運転そのものが不要になる日もそう遠
くはない。

2012年夏の段階で、Googleは約80万キロの自動操縦テストに無事故
で成功している。車の上部に取り付けられたレーダーにより、周囲の状況を常
時3Dで把握し、地図データに照らし合わせて、運転に必要とされる膨大なデー
タを生成・管理するしくみである。このクラウド・カーの利点は、運転が不要
になることだけではない。道路状況を把握して、事故や混雑のときには自動的
に迂回することも可能となる。個人の利便性だけでなく、交通状況の円滑化や
事故防止など、車社会全体に寄与することになる。

しかし、自動運転から蓄積
される膨大なデータには、誰がいつどこに行ったかなどの情報も含まれ、プラ
イバシーの問題につながる。データの管理方法など、実用化までにクリアしな
ければならない課題も多い。

CloudTweaksコラムDriverless Cars ? The End Of The Humanより
http://bit.ly/1fSl04w

───────────────────────◆ 今月の注目コラム ◆─
[2]自動運転技術の市販車への普及
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知人が手にいれた車に乗る機会があった、HONDAのレジェンドだが、
ACC ( Active Cruise Control )にLKAS( Lane Keep Assist System)が付いて
いた。ACCは従来のオートクルーズと違って、前方の車の速度が落ちると車間
をキープして自車の速度も同様に減速、前車の速度が再びあがると、それに合
わせて自車の速度も設定速度まであがり安全に車間を保ったまま安全に車が走
る。

LKASは車が走行中の車線を認識し、車線の中心に車が走るようにハンドルのア
シストを行ったり、車線から外れそうな場合にはアシストとアラームをならす
仕組みだ。もちろん大きなRの緩やかなカーブしか車はアシストしてくれない
が(安全対策と市場の自動運転に対する反応をみる実験期間?)、筆者の住む
シリコンバレーを南北に縦断しているハイウエイ101であればSF空港からサウス
ベイまでの30マイル程度には緩やかなカーブがあるもののほとんどが真っすぐ
な区間も多く、ACC,LKASをともにセットした状態であればハンドル操作やアク
セル、ブレーキ操作をドライバーがほとんど行うことなしに車は安全に走り続
けてくれる。(LKASにはドライバーがハンドルに触れていなければ作動しない
安全機構があるので、ハンドルから手を離すことはできないが軽く握っている
状態を作っていれば、あとは車がステアリング操作も行ってくれる)

DARPA (国防高等研究計画局)によるグランドチャレンジ2005でStanford大の
自動運転車が巨大なレーダー、センサーとそれらを解析する大きなコンピュー
ティングパワーを詰めコースをフィニッシュしてから10年弱で、各自動車メー
カーは自動運転技術をすすめ、自動運転車をメディアに発表している。そして
市販車にも衝突回避機構やACC. LKASのように技術の一部がフィードバックさ
れ始めている。

かつてはトランク一杯をしめていたスーパーコンピューターと同等の処理能力
を持つ自動運転の制御システムは急速に小型化され、CESで発表されていた
Audiの自動運転システムzFASはnVidiaが1年でタブレットサイズまで小型化す
ることに成功。250m先の交通状況をとらえる長距離レーダー、80m先までの高
精細画像を取り込むレーザースキャナー、夜間に歩行者や動物を認識する赤外
線カメラ、車の周辺の障害物情報をあつめる超音波センサーなどから得られる
情報をリアルタイムで処理できる。

スマートフォンでガレージから車を自動で
出してきたり、縦列駐車を車自身が行ってくれたり、目的地までの自動運転は
もとより、移動中の渋滞時にも車自ら速度を調整してドライバーの負担を最小
限にしながら道路標識を認識して走るのだ。

自動化運転に使う技術革新には zFASのようなコンピューティング技術は各種セ
ンサーを小型化し、安価に大量に生産する半導体技術が不可欠であり、回復の
機会を狙う日本の大手半導体メーカーにとっては追い風にもなるだろう。家を
でたら、車がガレージからでてご主人の好きな音楽をかけて、車内の空調温度
を整えてまっている。今日の目的地にスケジュールに間に合うよう時間通りに
到着する。そんな将来も意外と近そうだ。

提供:Hiro Minami

─────────────────◆ 今月のシリコンバレーニュース ◆─
[3]クラウド・コンピューティング
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■ GoogleとAmazon,クラウドイベントを開催し激突

両社はサンフランシスコで相次いでクラウドイベントを開催し,大幅な
値下げと新サービスの発表を行った。互いに相手を強く意識したもの
で,競争はさらに熾烈さを増している。

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■ Google Cloud Platform Liveでの発表 [3/25]

● サービス料金を大幅値下げ

・クラウドストレージ: 最大68%の値下げ。容量によらず均一料金で
 月1GB当り$0.026。

・Compute Engine: 最大35%の値下げ。新しい料金プランとして,
 月の25%以上の時間でVMを利用するユーザには続的利用割引を適用
 して,従来より最大55%割引

・BigQuery(ビッグデータ分析サービス): を最大85%の値下げ。
 これで,1TBの分析にかかる費用はわずか$5となった。
 また,ストリームデータの分析は今まで上限が毎秒1000行であったが,
 近々,毎秒10万行と大きく改善される。

● 新しいサービス

・Managed VMs
同社のPaaSサービスである App Engineの利用のしやすさと,IaaS
であるCompute Engineの自由度を両立できる機能。

・Cloud DNS
AWSのRoute 53に相当するクラウドDNSのサービス。
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■ Amazon,AWS Summitでの発表 [3/26]

● 大幅値下げ

・S3(クラウドストレージ): 最大65%の値下げを発表した。
 最初の1TBまでの料金は月1GB当り$0.085から$0.03へ値下げ。

・EC2(仮想サーバ): 最大40%の値下げ。年単位での利用契約
 であるリザーブドインスタンスも大幅な値下げ。ただし,マイクロ
 インスタンスのように値段が据え置かれたものもある。

・RDS(各種RDBサービス): 最大40%の値下げ。

・ElasticCache(キャッシュサービス):最大34%の値下げ。

・Elastic MapReduce(ビッグデータ処理):最大61%の値下げ。

● Amazon Workspacesを正式リリース

AWS EC2上で仮想デスクトップインフラストラクチャー(VDI)機能を
提供する。PC,Mac,iPad,AndroidタブレットなどからMicrosoftの
Active Directoryと統合され,オフィスにいる時と同様の環境が利用
できる。これを使うと,ある端末で作業状態を中断し,別途,他の
端末でログインしても中断後の状態から再開できる。

料金は1つの仮想コア,メモリ3.75GB,ストレージ50GBの,Webブラウザ
など基本ソフトで月額$35。
これにMicrosoft Office Proやセキュリティソフトを加えると月額$50。

             提供元:Silicon Valley News Just Skill, Inc.

──────────────────◆ 今月のワンポイント英語単語 ◆─
[4]今月のVocabulary Focus!
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□もっと英語の力を身につけたい人のために「今月のVocabulary Focus!」

以前に怒りを表す単語を取り上げました。怒りを表現
する言葉はたくさんあります。しかし、今回は愛情を表現する単語を
紹介します。

fondness:愛情、優しさ、溺愛

adoration:敬愛、敬慕

affection:愛情、情愛

ardor:情熱、熱愛

infatuation:夢中、熱中、盲目の恋

───────────────◆ クライム通信・イベント ◆──────
[5]無料Webセミナー開催
 5/13(火)開催『Veeam Backup & Replication 各エディション比較』
 5/14(水)開催『IBM for i と異種データベースのカンタンデータ連携』
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クライムでは、無料Webセミナーを定期的に開催しております。
お客様のPCから直接Web経由でセミナーをご視聴いただけます。
Ustreamのライブ配信サービスを利用するため、お申込みは不要です。

2014年5月は下記のWebセミナーの実施を予定しております。

5/13(火)開催『Veeam Backup & Replication エディションの比較』
https://www.climb.co.jp/soft/webseminar/2014/0513/?cmm

5/14(水)開催『IBM for i と異種データベースの簡単データ連携』
https://www.climb.co.jp/soft/webseminar/2014/0514/?cmm

──────────────────◆ クライム通信・キャンペーン ◆─
[6]Veeam乗り換えキャンペーン実施中!!
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Veeamの導入がお済みでない、新規ユーザ様に朗報です。
他社製品ご使用中の証明になりますものをご用意いただければ、

Veeamを 【特別価格】 にてご提供中です。

・追加した環境にのみ、Veeamを活用
・Veeamでしか対応していない対象からのバックアップ
・現在使用のツールから、Veeamへのリプレイス

などなど、このチャンスを活かす方法は様々

詳しくはコチラ↓をご覧ください

https://www.climb.co.jp/soft/veeam/norikae/

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[7]Veeam Free専用コミュニティフォーラムサイト
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VMware、Hyper-V対応 バックアップ・レプリケーションソフトの無償版
「Veeam Backup Free」と、仮想環境の監視&レポーティングソフトの無償版
「Veeam ONE Free」をお使いの方向けコミュニティフォーラムサイトをご利用
いただけます。情報交換やご質問等にご利用ください。
→ http://www.climbmail.net/forums/veeamfree/

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[8]今月の新着技術ブログ             2014/3/1~2014/3/31
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【Powershell特集】Veeam Powershellで管理をより効率的に 1
【Veeam Backup & Replication v7.0】
→ //www.climb.co.jp/blog_veeam/veeam-backup-10363?cmm

Veeam Backup & Replicationを使用したデータ保護状況のモニタリング
【Veeam ONE】
→ //www.climb.co.jp/blog_veeam/veeam-one-10407?cmm

DBMotoでメール通知を行うアラート設定
【DBMoto】
→ //www.climb.co.jp/blog_dbmoto/archives/1858?cmm

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[9]クライム・技術ブログ閲覧ランキング      2014/3/1~2014/3/31
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【第1位】
スキーマ(ユーザ)作成時に「ORA-65096」~Oracle 12cのアーキテクチャは
ここが違う~
→ //www.climb.co.jp/blog_dbmoto/archives/1272?cmm

【第2位】
異なるデータストアにVMwareの仮想ハードディスクをリストアする方法
【Veeam Backup & Replication v7.0】
→ //www.climb.co.jp/blog_veeam/veeam-backup-9829?cmm

【第3位】
VeeamはVer7になってどれだけ速くなったのか?
並列処理(Parallel Processing) [Veeam Backup & Replication] → //www.climb.co.jp/blog_veeam/veeam-backup-10317?cmm

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