DRプランも時代に合わせた進化が必要

ここでは、Veeam Data Cloud Vaultとは何か、そして中堅中小企業(以下SMB)がデータを保護するためにどのように役立つかについて説明します。Veeam Data Cloud Vaultは、Microsoft Azureを基盤とした完全管理型のクラウドベースのストレージサービスで、Veeamユーザ向けのオフサイトバックアップストレージを簡素化するように設計されています。2024年にリリースされ、2024年11月にVeeam Vault v2で機能強化されたこのサービスは、SMBがミッションクリティカルなデータとアプリケーションのバックアップを安全に、変更不可能な状態で、コスト予測可能な方法で保管できるソリューションを提供します。Veeam Data Platformとのシームレスな統合により、Veeam Vaultはクラウドストレージの管理複雑さを排除し、サイバー脅威に対する堅牢な保護を実現します。
続きを読む昨今、日本を標的としたサイバー攻撃が増えています。その理由としては、AIの急速な発達で言語の壁が取り払われ、日本語でのフィッシングが容易になったから、という分析もありますが、そもそも日本のサイバー防御が遅れているという声も強いです。良くも悪くもIT環境が世界から隔離されている傾向があったので、比較的安全だったぶん、安全対策が遅れているのは自然なことかもしれません。IT環境に限らず、ガラパゴス化がリスクを抑えていたけど、グローバル化で安全神話が崩れる、というような話はさまざまな分野で指摘されることがあります。
続きを読むVeeamON 2025では次期バージョンであるVeeam Data Platform バージョン13に搭載される多くの新機能について紹介されました!
Veeam Backup & Replication、Veeam Data Cloud、および新しいセキュリティ統合に関する発表と共に、Veeam ONEの新たなスケーラビリティと機能強化に関する発表も行われました。今年はVeeam ONE v13(Veeam Data Platform AdvancedおよびPremiumに包含)およびそれ以降のバージョンで追加されるこれらの新機能について紹介がありました。
続きを読む高可用性(HA)で保護されたワークロードは、本番環境で実現したい機能です。ワークロードが障害発生時にも継続して利用可能(再起動される)ことが保証されることは求められる要件です。HAは障害耐性(Fault Tolerance)とは異なるため、ワークロードはクラスター内の別のノードで再起動される前に一時的なダウンタイムを経験しますが、これは予期可能な範囲であり、事前に計画可能です。ここでは、StarWind VSANのフェイルオーバー施策について紹介します。最新のバージョンでは、3つの異なるフェイルオーバー施策が用意されています – ハートビート、ノードマジョリティ、そしてファイル共有監視です。
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AIモデルの長期的な成功は、そのモデルを駆動するデータの品質に直接的に依存しています。AIデータパイプライン全体において、ワークロードの強度やデータの種類は多様化し、オブジェクトのサイズも変動します。AIデータパイプライン全体でデータを効率的に管理することは、AIイニシアチブがコスト効果的で技術的に実現可能であることを確保するために不可欠です。各ステップで最適なストレージを選択することで、組織はAIプロジェクトを長期的な成功に導くための最適なポジションを確立できます。
保存したバックアップがマルウェアなどにより、暗号化や削除されないよう保持するといった構成はランサムウェア対策なかでも特に重要です。ランサムウェアなどの被害にあってもバックアップからデータ復旧し、最小限に損失を抑えるための最後の砦となります。
Veeamの機能としてはこのような構成のために、不変性連携とオフライン保管を提供していますが、それ以外にもストレージ側の機能を利用する方法や、Blocky for Veeamというサードパーティ製品を利用する方法があります。今回はこれらの方法に関してメリット、デメリットを紹介していきます。
続きを読む企業がクラウド採用を加速する中、データ保護戦略は動的なインフラストラクチャと増加するサイバー脅威に対応するため、進化する必要があります。重要なワークロードがクラウドデータベースやオブジェクトストレージで稼働する現在、組織は運用複雑性やインフラコストを追加することなく、データを保護するための統一されたスケーラブルなアプローチが必要です。
続きを読む英国の老舗デパート、マーク&スペンサー(M&S)が4月21日にランサムウェア攻撃を受けてから、ひと月がたちましたが、オンラインショッピングサイトはいまだに閉鎖されたままです。試しにアクセスしてみると、会社のウェブサイトそのものがダウンしていて、Sorry you can’t browse the site currently(現在このサイトは閲覧できません)という味気ない、まるで「おかけになった電話番号は…」の自動通知みたいな無機質なメッセージが表示されます。
続きを読むサイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御」導入に向けた関連法が5月16日に参院本会議で可決されました。まだ具体的な詳細は判りませんが、その内容や背景について、ちょっと考えてみたいと思います。
続きを読むWindow/Linuxなどの物理環境や、vSphere/Hyper-Vといった仮想環境の保護か可能なバックアップソフトVeeam Backup & Replication。Veeamを使用して、実際にこれらの環境のデータ保護を実施するには、どのマシンを、どの保存先に、どのようなスケジュールでバックアップを行うかといったことを定義した、ジョブを構成することで実施します。
続きを読むITシステムの障害は、平均で1分あたりでも多額のコストを発生させます。ダウンタイムは単なる技術的な問題ではなく、ビジネスリスクです。ここでは、フォルトトレランスの基本概念と、それが予期せぬ障害から業務を保護する仕組みを解説しています。
サイバーセキュリティに関するさまざまな英語記事を読んでいると、格言のような、示唆に富んだ言い回しをよく見かけます。有識者の口からは自然に含蓄のある言葉が出てくるのか、あるいは、上手いこと言おうと虎視眈々と狙っている方が多いのか知りませんが、うーん、なるほどぉと思わず唸ってしまうような一文に出会うことも珍しくありません。サイバーセキュリティの重要さやIT環境の現状を理解するためには、無駄に言葉をずらずら並べるるよりも、たった一文で一刀両断したほうが効果的なようです。そこで今回は、この場を借りて、サイバーセキュリティ英語格言集を紹介したいと思います。
続きを読むこの製品をWasabiと組み合わせて使用するには、以下の設定手順に従ってください。
前回のブログに引き続き、VeeamON 2025のWelcome Keynoteで発表された最新情報を本ブログでも紹介します!
v13より、Veeam Backup & ReplicationをWebブラウザ上で操作できるWebコンソールが新たに提供されます。これにより、専用のVeeamコンソールを使用せずとも、任意のブラウザから直接ログインして管理が可能となります。「Overview」画面では、プラットフォームの健全性、ワークロードの保護状況、直近24時間以内のセッション数や成功率などをグラフで視覚的に確認できます。
続きを読む4月21~23日にアメリカ、サンディエゴで開催されているVeeamON 2025にて、Veeamの最新情報が発表されています。
クライム社員も現地で参加しておりますので、発表された情報をいくつかブログで紹介します!
Veeamはバージョンを重ねるごとに、データ保護の対象に新しい仮想プラットフォームが追加されており、現在のバージョンでは以下の仮想プラットフォームがサポートされています。
そのため、様々な仮想プラットフォームのデータ保護をVeeamでまとめて行うことが可能ですが、当然、仮想プラットフォームごとに必要なバックアップ構成は異なります。
この記事では、それぞれの仮想プラットフォームの基本的なバックアップ構成について説明します。
続きを読むVeeam社によると、76%の企業がクラウドでデータ損失を経験しており、また、大量のファイル削除が発生した場合、データの復旧は不可能だと考えている企業が半数に上ります。 これらは、Microsoft 365のデータ保護に関する組織の過ちです。
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