バックアップ実施時のVeeam構成について【仮想環境編】


 

Veeamを使用したエージェントレスバックアップ

Veeam Backup & Replicationででは2024年4月現在、以下の仮想環境(ハイパーバイザー)に対してエージェントレスなデータ保護をサポートしています。

<仮想環境>
・VMware vSphere
・Microsoft Hyper-V
・Nutanix AHV
・Red Hat Virtualization
・Oracle Linux KVM

エージェントレスな保護を使用することで、各データ保護対象仮想マシンに対してモジュール等を導入する必要性や手間もなく保護対象の仮想マシンへの負荷を抑えたデータ保護が可能です。

 

このような仮想環境のエージェントレスなデータ保護を実施する場合は、最小構成の場合、各ハイパーバイザーに対してネットワーク的に接続可能なロケーションに「Veeam管理サーバ(Windowsマシン)」を配置し、Veeam管理サーバのローカル領域にデータ保護するという構成で実現できます。また、複数種類のハイパーバイザーを保護する場合でも、単一のVeeam管理サーバでデータ保護を実現できます。

 

また、Veeam管理サーバは仮想環境上の仮想マシンとして構成いただいても構いませんので、仮想環境のリソースに余裕がある場合は、仮想マシンとしてVeeam管理サーバを構成し、NASなどのストレージにバックアップするといった構成も可能です。

 

ただ、Veeamでは各ハイパーバイザーにあわせて、最適なデータ保護ソリューションを提供している関係から、実際にバックアップデータ取得処理を行うVeeamコンポーネントは異なる場合があります。これにより、必要となるVeeam構成や、データ保護構成拡張時の考慮事項なども変わってきます。

バックアップ実施時のVeeam構成について【仮想環境編】

上記記事では、Veeamでデータ保護を実施するにあたって各ハイパーバイザごとに、どのようにデータ取得処理が行われるか、大規模環境をVeeamで保護する際にコンポーネントをどのように構成するかのポイントについてご紹介しております

ただ、実際の構成はバックアップウィンドウやユーザ様側の要望などにも依存することがあるかとは存じます。弊社クライムでは、構成相談サイジングも含めたVeeam導入前のプレサポートも行っておりますので、ご不明な点などがあればお気軽にお問い合わせください

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