Veeam Backup & Replication Version 6がリリースされました。Version 6で追加された主な新機能を紹介します。
【新機能】
1)マイクロソフトのHyper-Vサポートの追加
Veeam Backup & Replication(※以下Veeam)のレプリケーション機能で作成した仮想マシンはVeeamの管理コンソールから起動します。起動の際にはリストアポイント(どの時点の状態で仮想マシンのレプリカを起動するか)を選択します。一度仮想マシンのレプリカを起動してもリストアポイントを再指定して仮想マシンのレプリカの再起動が可能です。(Version5.x ではレプリカ仮想マシンの起動は Veeam の管理コンソールから行う必要がありましたが、Version6.x からは vClient からの起動も可能になりました。)
Veeam Backup & Replication(※以下Veeam)を使用して仮想マシンのバックアップ、レプリケーションのJobを終了時に下記のようなメッセージがHTMLのレポートに記載される場合があります。
■メーセージ
Veeam Backup will attempt to remove snapshot during the next job cycle, but you may consider removing snapshot manually. Possible causes for snapshot removal failure:
Veeam Backup & Replicatio(※以下Veeam)を利用して別のvSphere上に仮想マシンのリストア、レプリカを作成する際には処理を行うvSphere間のリソースの違い(CPU数、メモリ容量等)に注意して下さい。仮想マシンのリストア、レプリケーション先に指定したvSphereでオリジナルの仮想マシンに割り当てていただけのリソースを与えることができない場合は仮想マシンの起動はできません。
Veeam Backup & Replication(※以下Veeam)でReplication Jobを実行した際に作成されるファイルの動作について説明します。
Veeam Backup & Replication(※以下Veeam)のレプリケーション機能のオプション「Initial Replication」について説明します。
「Initial Replication」とは初回のレプリケーション(フルレプリケーション)時に仮想マシンのデータをvSphereのデータストア内ではなく設定したディスク内に格納します。設定したディスク内に格納されたデータを仮想マシンのレプリカを作成したいvSphereのデータストア内に移動して再度VeeamのReplication Jobを実行することで、vSphere上に仮想マシンのレプリカが作成されます。
Veeam Backup & Replication(※以下 Veeam)の「Start-VBRReplicaFailover」コマンドを使用してのレプリケーション機能を使用して作成した仮想マシン(以下レプリカVM)の起動方法を紹介します。
■前提条件
ローカルマシン(Veeamインストールマシン)にVeeam Powershellがインストールされている必要があります。※Veeamインストール時に追加でインストールできます。

Veeam Backup & Replication(※以下Veeam)でBackupを実行した際に作成されるファイルサイズの一例を紹介します。
※現バージョン(v7.0)では修正済みです。(記:2014/01/10)
Veeam Backup & Replication(※以下Veeam)で「Reversed Incremental」モードで処理を行うことで下記のような特徴があります。
■特徴
・このモードでは既存のフルバックアップファイル(拡張子.vbk)の差分ファイル(拡張子.vrb)の内容を毎回マージしていきますので最新状態にリストアしたい際に迅速な復旧が可能です。
ビジネス的なチャレンジ:
米国バージニア州のリンチバーグ(Lynchburg)市役所のIT部は約1000人のユーザと市の業務に関するすべてに係わっています。以前はすべての各アプリケーションに1台の物理サーバがありました。結果としてサーバ台数が増えすぎ、ハードウェア・コストの上昇を招いてしまいました。
Veeam Backup & ReplivarionでVirtual lab作成時に下記の内容のエラーが発生する場合があります。
■エラー内容
“Unable to mount vPower NFS storage.”
vSphere仮想マシン(VM)用のストレージ・オプションは多くの違った構成が可能です。各オプションはそれに係わる長所・短所があり、すべてのコースの状況は違っています。vSphereでの2つ主なカテゴリー、NFSとSANを考えてみます。NFSストレージはNFS共有上にVMDKファイルがあり、標準ファイル・サーバ・プロトコールです。
vSphere SANオプションはコンフィグレーション選択が多く、惑わされます。SANオプションはファイバー・チャネルのVMFSボリューム、iSCSI共有ストレージ・リソース、またはESX(i)サーバ上のローカル・ディスク・リソースが含まれます。
Veeam Monitor(※以下 Monitor)の運用時には下記のような問題が発生する場合があります。
①vSphere、ESXiへの接続失敗
②ログの設定
③レポート作成時のエラー
④Monitorインストール時に接続したSQLServerのテーブルが原因によるエラー
■各エラー時の対処方法
①vSphere、ESXiへの接続失敗
考えられる問題
1)時間設定
Monitorインストールマシン、接続しているvSphere、ESXiの時間の設定にズレがあるか確認
2)認証の問題
vSphere、ESXiに接続時に入力したユーザー名、パスワードに誤りがないか確認
3)ホストにコネクトできない
接続しようとしているvSphere、ESXiが起動しているか確認
4)ライセンスで許可された以上のホストへの接続
ライセンスで許可された以上のホストへ接続していないか確認
Veeam Backup & Replication(※以下 Veeam)はバックアップ対象の仮想マシンにスパンボリューム、ストライプボリューム等のダイナミック形式のディスクが含まれていてもサポートしております。