Veeam Data Cloud for Salesforce は、Salesforce専用に設計されたBaaSプラットフォームであり、データの保護、セキュリティ確保、そして迅速な復元を包括的に提供します。

どのようにSalesforceデータを保護・管理できるのか、その主な機能と特徴は:
1. 自動化された高頻度バックアップ
- 最短5分ごとのバックアップ: スケジュールに合わせて完全にカスタマイズ可能な自動バックアップを提供します。追加費用なしで5分ごとのバックアップを設定できるため、万が一の障害時でもデータ消失(RPO)を最小限に抑えられます。
- 無制限のストレージ: 予測可能な価格体系の中に無制限のクラウドストレージが含まれており、容量やコストを気にすることなく長期的なデータ保全が可能です。
2. 迅速かつきめ細かい復元(リカバリ)
- 階層構造の維持: レコードやメタデータ、ファイルを復元する際、Salesforce特有の複雑な親子関係(階層)を維持したまま正確にリストアできます。
- きめ細かい比較と選択: 過去のバックアップと現在のデータを比較し、変更点や削除された項目だけを特定してピンポイントで復元することが可能です。
3. 強固なセキュリティとアクセス制御
- 多層的な暗号化: ホスト、データベース、設定レベルでの暗号化という3層のセキュリティを備えています。また、AWS BYOK(Bring Your Own Key:顧客管理キーの持ち込み)にも対応し、特定のフィールドやファイルタイプの暗号化も可能です。
- 厳格な認証と権限管理: RBAC(ロールベースアクセス制御)、MFA(多要素認証)、SSO(シングルサインオン)によってアクセスを制御し、内部の不正操作や外部の脅威からデータを守ります。
- サイバーレジリエンス: 論理的エアギャップやイミュータブル(不変)ストレージを採用しており、ランサムウェアなどによるデータの改ざんや破壊を防ぎます。
4. セキュアなサンドボックス運用(シーディングとマスキング)
- 安全なテスト環境の構築: 開発やテスト、トレーニングのために、本番環境の最新データをサンドボックス(テスト環境)へ簡単にコピー(シーディング)できます。
- データマスキング: サンドボックスへデータを移行する際、顧客の個人情報などの機密データをマスキングして秘匿化できるため、開発環境におけるデータ漏洩リスクを排除できます。
5. データアーカイブによるコストと容量の最適化
- ストレージ制限の回避: Salesforceのストレージ容量は高額になりがちですが、古いデータや使用頻度の低いデータを自動的にバックアップリポジトリへアーカイブ(移動)するポリシーを設定できます。
- シームレスな復元: アーカイブされたデータはSalesforce上の容量を消費しませんが、完全なデータ構造は維持されます。監査等で必要になった場合は、数回のクリックで本番環境へ迅速に復元できます。
6. マルチ組織の一元管理
複数のSalesforce組織(環境)を運用している場合でも、すべてのデータ、メタデータ、ファイルを単一の統合コンソールで一元的に保護・管理・監視することができます。
結論:
Veeam Data Cloudは「誤操作や障害への備え(バックアップと復元)」「サイバー攻撃や情報漏洩からの防御(セキュリティとマスキング)」「運用コストの最適化(アーカイブ)」という多角的なアプローチで、企業の貴重なSalesforceデータを保護します。

