CloudBerry Backup 4.2 における主な新機能:
Vista/7/8 デスクトップOS とWindows Server 2003/2008/2012のサポート:
以前はサポートされていないOSのためにWindowsバックアップを稼働させ、それからクラウドへファイル-レベル・バックアップを稼働させる必要がありました。これからは制限やマニュアルに頼ることなくデスクトップOSのイメージ・ベースのバックアップが可能です。
CloudBerry Backup 4.2 における主な新機能:
Vista/7/8 デスクトップOS とWindows Server 2003/2008/2012のサポート:
以前はサポートされていないOSのためにWindowsバックアップを稼働させ、それからクラウドへファイル-レベル・バックアップを稼働させる必要がありました。これからは制限やマニュアルに頼ることなくデスクトップOSのイメージ・ベースのバックアップが可能です。
Veeam Backup & Replication V9では複数拠点を持つようなエンタープライズ環境やテープへのバックアップをより便利にするような機能が多く実装予定です。
今回はこの中から特徴的なものをご紹介いたします。
ゲストOS静止用プロキシ
Veeamでは負荷分散や複数拠点でのバックアップでも効率的に処理が可能になるよう、プロキシというコンポーネントを実装しています。これにより、一つのVeeamバックアップサーバで、効率的なデータ処理を実現しています。
また、Veeamはエージェントレスなソリューションであるため、このアプリケーション対応のイメージ処理ではVMに対して一時的にランタイムなプロセスをデプロイします。このプロセスはログの切り捨てやインデックス作成といったアプリケーション固有の静止点作成処理を担当しています。
しかし、Ver8まではこのゲストOS上のアプリケーションの整合性まで保証する「アプリケーション対応のイメージ処理」についてはVeeamバックアップサーバから処理を行っており、特にプロキシから処理は行っていません。このVeeamバックアップサーバからの「アプリケーション対応のイメージ処理」はネットワークもしくはVIX APIを使用して、直接ゲストOSに作用していました。この実装自体は完全に機能していますが、保護対象の環境の規模や複雑さにより以下の限界が明らかになりました。 続きを読む
Veeam Backup & Replication Ver8では現在Veeam Explorer for “アプリケーション”シリーズでMicrosoft Active Directory、Exchange、SharePoint、SQL Serverの各種アイテムリストアに対応しています。このVeeam ExplorerにVer9からはOracleが追加予定です。さらに既存のVeeam Explorerも多くの改善が実施される予定になっています。
まずVeeam Explorer for Oracleについてですが、以下の機能に対応する予定です。 続きを読む
VeeamではSQL Serverのトランザクションログまでバックアップ可能です。これによりVeeamのリストアツールを用いることで指定したトランザクション実行前の状態までデータベースを復旧させることが可能です。
今回はこれらリストアを紹介いたします。
まず、もっとも簡単でシンプルなリストアの方法はリストアポイントに含まれる静止状態のSQL Serverをリストアすることです。この方法では特にSQL Serverの指定等を行わずともバックアップ実施時の状態にデータベースをリストアすることができます。
Veeam Ver8からSQL Serverのトランザクションログのバックアップも対応しました。これにより指定したトランザクションの状態までデータベースを復旧することが可能になりました。ただベテランのSQL Serverデータベース管理者の方は、仮想マシンのバックアップソフトであるVeeamをSQL Serverのバックアップに使用することに抵抗があるかもしれません。そのため、まず以下のような特徴を並べてみます。 続きを読む
Veeamバージョン8から、Veeam Backup & Replicationの最新パッチやVeeamが推奨するHyper-Vのパッチが適用されていない場合、通知する機能が追加されています。
データ保護や災害復旧作業へ悪影響を与える可能性がある重要なアップデートが含まれていることもあるため、パッチの適用を推奨します。
※ パッチの適用は手動で行う必要があります。
Veeam Backup & Replication V9ではEMC VNX, VNXeとの連携が既に発表されていますが、他にもストレージに関する機能強化、新機能が実装される予定です。
NFSデータストアでも高速な処理を実現:Direct NFS
まず1つ目の新機能はDirect NFSという転送モードの追加です。今までVMwareのAPI(VADP)を使用したバックアップではNFSストレージに対して、直接アクセス方法が提供されていませんでした(NFS固有の問題等のため)。しかしVeeamはV8で独自のNFSクライアントを実装しました(NetAppストレージとの統合の一環として)。これを利用しV9からはDirect SANと同様のプロセスでNFSに直接アクセスできるようになります。VeeamのProxy上ではVeeamが独自に改良したNFSクライアントが実行され、NFS共有によりバックアップが可能になります。NASアレイから直接、仮想マシンのデータを取得するため、この処理の際にハイパーバイザ層を経由する必要性を回避できます。これにより、NFSデータストアを利用しているユーザも、より高速なバックアップ、運用サイトへのバックアップ時負荷削減を実現できます。この機能は従来のNFS v3とNFS 4.1を両方サポート。
Veeam Backup & Replication Ver8ではサービスプロバイダ環境に簡単にVeeamのバックアップを転送するための仕組みとしてVeeam Cloud Connect機能を提供していました。これにより、エンドユーザはオンプレミスのバックアップを安全なSSL/TLS接続を介して、簡単にサービスプロバイダ環境のストレージへ2次バックアップ可能になりました。
VeeamはVer7からストレージスナップショット連携機能の提供を始め、現在Ve8では以下のストレージをサポートしています。
そして、次期Ver9では新たにEMC VNX, VNXeのストレージスナップショットとも連携可能になる予定です。
これにより、EMC VNX, VNXe上にある仮想マシンの各種リストアとBfSS(ストレージスナップショットからのバックアップ)による仮想環境への影響をほぼ0にしたバックアップ、レプリケーションが可能になります。 続きを読む
■2015/06/08記事改訂
仮想環境の監視ソフトウェア Veeam ONE では、仮想環境で発生した問題事象や、リアルタイムでのリソース使用状況の監視が可能です。
それだけではなく、蓄積されたデータから仮想環境のムダを検知しそれをレポート形式でわかりやすく指し示すこともできます。
仮想環境では、仮想マシンの作成・クローンや、テンプレートの作成、さらに仮想化特有の機能である任意の量のリソース割り当てやスナップショットの作成が自由にできます。
Microsoft SharePointは仮想化環境で稼働させることが可能で、それに伴いサーバ統合のプラス、TCOの削減が可能です。Veeam Backup & ReplicationはユーザのSharePointファームのRPOといRTOの削減にその機能により大きく寄与することができます。特にVeeam Explorer for Microsoft SharePointはオブジェクトのリカバリーではさらに大きく寄与します。
Veeam Explorer for Microsoft SharePointを活用したSharePointデータのリカバリ
以前のブログで、CloudBerry Backupを使用してOracle DB(データベース)のバックアップをクラウド上へ転送する手法について紹介しました。今回のブログではOracle DBに障害が発生した際にクラウドに保存したOracle DBのバックアップファイルからのリストア手順を記載します。障害を作成するため、データベースファイルの中身を書き換えてみました。
Microsoft Exchangeの仮想化
ユーザの仮想化環境でMicrosoft Exchangeをファーストクラス乗客として取り扱うことは重要なことです。それはユーザのインフラ環境で最もミッション・クリティカルなワークロードの一つです。現在のExchangeアーキテクチャでは仮想化は非常に簡単で、可用性、リソース利用の効率化、管理の柔軟性、コスト削減などの利益をもたらします。しかしEメール・サーバが利用できなくなることは企業にとって危機的なことで、長時間のダウンタイムはビジネスに大きなインパクトを与え、許されません。そのためには確実なバックアップが必要となります。
図1:基本的な仮想化したMicrosoft Exchangeサーバのディプロイ
災害対策のため、同じVMに対して、バックアップとレプリケーションの両方が必要になる場合、運用環境への負荷が倍になります。それぞれ別々にVMスナップショットを作成して、運用環境から2回VMデータを転送する必要があるためです。
ここで『バックアップからのレプリケーション』機能の出番です。この機能は、バックアップジョブによって作成されたバックアップファイルをソースデータとして使用することで、運用環境への負荷を軽減することができます。 続きを読む
Veeamは先日(5/5)、新しいフリーソフトであるVeeam FastSCP™ for Microsoft Azureを発表しました(現在、ベータ版で公開中です)。このソフトはMicrosoft AzureのVMにファイルを転送することのできるソフトです。
なぜこのようなソフトをVeeamが発表したかというと、ローカルマシンからAzure VMにファイルをコピーするためにはVPNを介して接続し、ドメインに参加していない限り、とても手間がかかるためです。VPN、ドメイン参加がない環境では以下のような方法がファイル転送に考えられます。
CloudBerry BackupはAmazon S3等のクラウド・ストレージのみならず、ローカル・ディスク、ネットワーク共有/NASデバイスへのバックアップが可能です。さらにブロックレベルの差分バックアップ、データ暗号化、データ圧縮、データバージョン化機能も同様に利用可能です。
これらの機能を活用し、ユーザはデータをローカル・ディスク、SAN、NAS、リモート・ファイル共有にバックアップができます。ユーザ・データのサブセットのみをクラウドにバックアップし、高速アクセスとコスト削減でのデータをローカルに保存することができます。この新規アカウント・タイプを「File System Storage」アカウントと呼び、それを「Backup Wizard」ダイアログで選択することができます。
CloudBerry BackupはAmazon S3等のクラウド・ストレージのみならず、FTP/SFTPサーバへのバックアップも可能です。
CloudBerry Backupを使用したFTPへのバックアップはクラウド・ストレージやローカル・デバイスへのバックアップと比較して非常に簡単です。このバックアップの開始はBackup Wizardをオープンし、ストレージ選択ウィンドウからFTP/SFTPを選択します。
スナップショットハンターは、バックアップやレプリケーションジョブ終了後に残ってしまうかもしれない、孤立したVeeam Backup Temporary Snapshots(バックアップやレプリケーションのために一時的に作成するスナップショット)を検出し、削除するための技術です。
ストレージの読み書き性能は、製品によってまったく異なっています。このため、目的(バックアップウィンドウなど)に耐えうる増分バックアップ速度や合成処理速度を実現できるのかという点は、Veeamではなく、ストレージ側の性能に大きく依存します。
リポジトリに使用しているサーバやNASのディスクのストレージの性能をDISKSPDを使えば確認できます。
続きを読むストレージの読み書き性能は、製品によってまったく異なっています。このため、目的(バックアップウィンドウなど)に耐えうる増分バックアップ速度や合成処理速度を実現できるのかという点は、Veeamではなく、ストレージ側の性能に大きく依存します。
リポジトリに使用しているサーバやNASのディスクのストレージの性能をDISKSPDを使えば確認できます。
続きを読むVeeam Endpoint Backup Freeではバックアップ先のターゲットとしてVeeam Backup & Replication v8 update2以降のリポジトリを指定できます。
リポジトリをVeeam Endpoint Backupのターゲットとして使用するための準備として、Veeam Backup & Replicationから、そのリポジトリに対する権限とEndpoint Backupのバックアップを保存する際に暗号化を行うか設定します。
この権限設定は初めは見えないようになっていますがEndpoint Backupから初回のアクセスあると表示されるようになります。
※見えていない状態でも対象のリポジトリをCtrlキーを押しながら右クリックすることで表示されます。
Veeam Backup & Replication Ver8 Update 2がリリースされました。V8 Update 2ではVMware vSphere 6 の基本的な互換性だけでなく、そのフルサポートと次の機能と拡張を含みます。
●VMware Virtual Volumes (VVols) と VMware Virtual SAN 2.0のサポート
●Storage Policy-Based Management (SPBM)ポリシー・バックアップとリストア
●Fault Tolerant (FT) VMのリストアとレプリケーション
●vSphere 6 タグへのインテグレーション
●vCenter-vCenter間 vMotionの認識
●VVolへのQuick Migration
●SATA バーチャル・ディスクのHot-Addトランス・モード
CloudBerry Backup によるバックアップは圧縮やブロックレベルでの差分バックアップなどが利用でき、バックアップ処理の速度を高速化できるように設計されています。このブログでは、CloudBerry backup速度の向上を見込める小技をご紹介します。
続きを読む
CloudBerry BackupのEnterpriseエディションでは、下記ブログのように簡単にMicrosoft SQL Serverのデータをクラウド上にバックアップすることが可能です。
■SQL Serverのデータをバックアップ ~データをクラウドへ~
//www.climb.co.jp/blog_veeam/cloud-berry-backup-9316
ただ、クラウドにバックアップしたSQL Serverのデータのリストアを行う際には、一度ローカルへバックアップファイルをコピーし、SQL Server Management Studio などを用いてデータベースへのリストアを行う必要がありました。
Veeam Endpoint Backupはリストアを行うために以下の3つの方法を提供しています。
今回はVeeam Endpoint BackupコンソールからのリストアとVeeamリカバリメディアからのリストアを紹介します。
4/15にWindows物理マシンの無料バックアップツール、Veeam Endpoint Backup Freeがリリースされました。
今回はこのインストールからバックアップまでを実際に行ってみたいと思います。
まずソフトのダウンロードを下記URLから行います。
http://www.veeam.com/jp/endpoint-backup-free.html