Veeam Backup & Replicationは次期バージョンとして9.5を予定しています。この新バージョンでの追加機能として、Nimbleストレージとの統合が発表されました。
※そもそもストレージ統合でバックアップの何が変わるのかといった点に関してはこちら
この統合によりズバリ何が変わるのかといった点を大まかにまとめると以下の3つです。 続きを読む
Veeamではバックアップの世代管理にバックアップチェーンを組んで行っています。世代管理につきましては以下の記事をご参照ください。
災害時などに、バックアップを実施していたCloudBerryインストールマシン自体にアクセスできないような場合には別のマシンにCloudBerryをインストールし、リストアを実施することも可能です。
リストアのみを行う場合には、インストール後の起動時にRestore Onlyで起動するか、下記のようにリストアのみに変更します。このモードではライセンスをインストールしなくともCloudBerry でバックアップされたファイル、フォルダをリストア可能です。
EMC DDBoostで高速にアクティブフルバックアップでは、EMC Data Domain Boostの重複排除機能を利用したバックアップをご紹介しました。この記事では重複排除機能を利用したマージについてご紹介します。
※以下からはEMC Data Domain BoostをDDBoostとして表記します。
共有フォルダや重複排除ストレージをバックアップリポジトリとして登録する際に、ゲートウェイサーバの設定が必要になります(プロキシと兼用させることも可能)。共有フォルダや重複排除ストレージには、Veeamのサービスを展開できないので、このゲートウェイサーバにVeeamのサービスを一時的に展開します。共有フォルダや重複排除ストレージとの通信にゲートウェイサーバを経由させることで、Veeamのサービス間の接続を確立することができます。また、ゲートウェイサーバでは、データのマージ処理も行っております。
EMC Data Domain Boostでの高速バックアップをご紹介します。
※以下からはEMC Data Domain BoostをDDBoostとして表記します。
通常のバックアップをVeeamで行う場合、プロキシで圧縮したバックアップデータをリポジトリに転送します。
VeeamとDDBoostを連動させ、DDBoost用の軽量な比較用データをVeeam(ソース)側に送ることにより、Veeam側で重複排除を行うことができます。これにより転送量を削減した、高速バックアップを行うことができます。
Veeam Backup & Replicationは、基本的に前回のバックアップからの変更分のみをバックアップする増分バックアップを行っておりますが、この増分バックアップの取得時の動作によっていくつかのバックアップモードに分かれ、それぞれバックアップファイルの保持の仕方が変わります。
この記事では、それぞれのバックアップモードでバックアップファイルをどのように保持しているかを紹介します。
2024/6/25 システム要件を最新版の内容へ改訂
Veeam Backup & Replicationのシステム要件は、データ保護するための構成によって考慮すべき内容が異なります。構成は大きく分けるとVeeamインストールサーバのみを利用する最小構成と、プロキシやリポジトリを使用する分散構成があります。
最小構成をとる際は、VeeamをインストールするWindowsマシンのみでハイパーバイザー上のVMのデータ保護を実施します。この場合は、Veeamインストールサーバ自身が実際のデータ取得を行い、ローカルやCIFSストレージにデータ書き込みを実施します。
クラウドサービスの1つであるSoftLayerは、仮想サーバだけでなくベアメタル(物理)サーバを使用できるという特徴があります。これにより、SoftLayerでオーダーしたベアメタルサーバに既存のハイパーバイザーをインストールすることで、クラウド上にもオンプレと同様の慣れ親しんだハイパーバイザー環境を簡単に構築することが可能です。
Veeamの場合、vCenterが保持しているMoRefというオブジェクトごとに一意のIDでバックアップやレプリケーション対象となるVMを追跡しています。これによりvCenterを介して行われるvMotionやHA、DRSなどでVMが移動した場合にも継続してバックアップが可能です。
しかし、vCenter自体を新規に作成し、新たなvCenterにESX(i)ホストを登録しなおした場合などには、このMoRef自体が変更してしまい、Veeamからは追跡が行えなくなってしまいます。このような場合にはバックアップを継続して実施できず、Veeamに新vCenterを登録しジョブの再構成または新規ジョブ作成が必要というとても手間のかかる状態になってしまいます。
先にリリースされたスタンドアロンツール Direct Restore to Microsoft Azureを用いることで、Veeam Backup & Replicationや、Veeam Endpoint Backup FREEでバックアップしたデータからAzure VMとしてリストアすることが可能となりました。次期バージョンとして予定されているVeeam Backup & Replication 9.5では、このDirect Restore to Microsoft Azure機能と完全統合される予定です。
CloudBerry Backup(Ver4.9から)でのマイクロソフトAzure VMへのイメージ・ベース・バックアップのリストアについて
1.Cloudberry Backupコンソールから「Backup Storage」タブで左側の 「Disk Image」を選択。
2.右側に利用可能なイメージ・ベースのバックアップがリストされます。要望するものを右クリックし、「 Restore to Azure VM Instance」を選択します。
3.「Restore Wizard 」が起動します。 オプションの「 Restore as Azure Virtual Machine 」が仮選択されているので、そのまま「Next」をクリック。
4.Azure VM アカウントの選択が必要です。 Select Accountフィールドから Createを選択。 Windows Azureログインに必要なウィンドウが現れるので入力して、Sign inをクリック。 次に OAuth serviceダイアログが現れるので 、 login\password を入力し、アクセス許可を得ます。
5.Azureにサイン後に Azure VM Account ウィンドウで必要なTenant と Subscriptionを選択します。
6.ここでSelect Accountでユーザのアカウントを入力し、ウィザードでVMのresource group, size, network等のパラメータを選択します。
7.「Select Partitions」セクションでAzureにリストアするディスクを選択します。必要なボックスにチェックを入れ、「Next」をクリック。
バージョン・ヒストリー:
Retention Policy(リテンション・ポリシー)のすべてのオプションはユーザが選択するバックアップ・プラン設定で利用可能です。「Edit Backup Plan」をクリックし、「Advanced Backup Mode」を設定します。Retention Policyのすべての設定は同じ名前のステップで利用できます。
ステップ1:バックアップ・プランの設定
●ベアメタル・バックアップ・オプションとストレージ・デスティネーションの選択
●新規バックアップ・プランのネーミングと必要があれば「 Save backup plan configuration to the backup storage 」オプションの確認
●バックアップしたいパティションとディザスタリ時のクイック・リストアの確認
Veeam SoftwareからDirect Restore to Microsoft Azureという機能がリリースされ、Microsoft Azure Marketplaceからダウンロードが可能です。この機能はMicrosoft Azureの Infrastructure as a Service (IaaS)へ仮想マシン(VM)としてのVeeamバックアップのリストア用に特別にデザインされていて、マーケットプレイスから無償でこのアプライアンスをプロビジョンすることができます。この機能は次のVeeam Backup & Replicationで盛り込まれる予定です。
Veeam Backup & Replicationは小規模から大規模環境、リモートブランチオフィスのバックアップなどに対応するために分散アーキテクチャを採用しています。ただし、Veeamをインストールしたサーバ自体が複数のコンポーネントの役割をすでに担当している状態でインストールされるため、スモールスタートであれば仮想環境を登録するだけで簡単にバックアップやレプリケーションを実施可能です。
●ユーザ・プロファイルのバックアップ方法:
Create Backup Plan Wizardをオープンするために「File」をクリック
ユーザがバックアップしたいファイルとフォルダを選択するBackup Sourceステップへ進む。「 Add user profiles」リンクをクリックし、ユーザがバックアップしたい共通ユーザ・フォルダを追加
Amazon S3 Reduced Redundancy Storage (RRS)はAmazon S3 Standard Storageよりコストが30%低いストレージ・クラスでが、オブジェクトの耐久性が99.99%となります。(S3は99.999999999%)。これは1年間に1/10000ファイルが失われることになります。
Veeam Backup & ReplicationはVer9からOracle VMのトランザクションログのバックアップに対応し、Veeam Explorer for Oracleにより、指定したトランザクションの直前まで簡単にリストアできるようになりました。
Veeam Explorer for Oracle
Cloud Berry Backupでは作成したイメージベースバックアップから、ドライブやファイル単位でリストアを実施することや、Amazon EC2インスタンスとしてのリストア、仮想ディスクの変換によるVMwareやHyper-V環境へのリストア実施が可能です。
また、あらかじめブータブルISOイメージを作成しておくことで、ISOイメージファイルを使用して起動し、その後イメージベースバックアップからCloudBerryインストールサーバ全体を復旧することもできます。実際の手順は下記のようになります。
EMC VNX とVNXeでのストレージ・スナップショットはファイル、仮想マシン、SQLデータベースやEmailのようなアプリケーション・アイテムの削除からのリカバリーとしては最適です。ユーザがEMC VNXとVNXeハイブリッド・ストレージアレーで簡単にリカバリー・オプションが設定できるようにこのストレージ・スナップショットを確認します。
ストレージ・スナップショットはUnisphereで設定し、Storage | File Systems | Modify Protection順で設定していきます。下記図はデフォルトでのスナップショット・スケジュールを表示しています。
CloudBerryでは変更ブロックのみのバックアップを行うブロックレベルバックアップの機能があります。
こちらは下記の画像のようにスケジュール設定にて「繰り返し」か「定期的」を選択すると設定できるようになります。
「繰り返し」を選択した場合