Veeam Backup & Replication

Veeam -機能

Veeam V12新機能:CDP(Continuous Data Protection)の改善

CDPプロキシはLinuxサーバー上で動作するため、Windowsのライセンスを節約することができます。通常のバックアップ作業に加え、任意のクラウドホストサービスプロバイダを使用して、CDPポリシー内でレプリケーションを実行することができます。そして、VMやvAppモジュールのインスタントリカバリ機能を持つCloud Directorインスタンス内でレプリケーションを使用することができます。また、CDPはvVolスナップショットのネイティブサポートを提供するようになり、そこに保存されるオブジェクトの数を減らし、vVolボリュームのスケーリングに小さな制限があるデバイスでの信頼性を向上させます。

Veeam V12新機能:テープバックアップの改善

WindowsとLinuxの両サーバーに接続されたテープライブラリーやメディアをテープバックアップ用に登録することが可能に:

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Backup-to-Tapeタスクは、ワークロードの種類に関係なく、即時モードまたは定期モードの新しいマルチプラットフォームBackup Copyジョブタイプによって作成されたすべてのバックアップコピーのエクスポートをサポートするようになりました。

すべてのテープ機能で、LTO-9テープの初期化プロセスをサポートし、初期化に時間がかかるとタイムアウトするのではなく、初期化が完了するまで正しく待機するようになりました。カセットテープを誤って消去しないように、InventoryとCatalogの操作後にテープメディアが自動的にテープライブラリードライブから排出されるようになりました。

Veeam V12新機能:バックアップとリカバリー

新しいBackup Copyジョブは、新しいプラットフォームの機能との互換性を確保するために、個々のVMに基づく新しいフォーマットでチェーンを作成します(Per-machine backup chain)。既存のジョブはこのアップデートの影響を受けません。

Per-machine backup chains

アプリケーショングループについては、仮想テストラボで起動する前に、Windowsファイアウォールのネットワーク接続を自動的に無効化するオプションが追加されました。これは、リストアプロセスのテストが必要なバックアップで、ファイアウォールが外部接続をブロックするのを防ぐために必要です。

Windows Firewall network connection before launching them in a virtual test lab

そして最後の非常に便利な機能です。これからは、更新されたBackup Browserを使って、復元ポイントと本番機のファイルを比較することができ、選択したバックアップが取られた後にどのファイルが変更または削除されたかを表示します。

Compare a restore point with the files on the production machine using the updated Backup Browser

また、バックアップシステムと本番システムの間で、個々のファイルやフォルダの属性の違いを、新しいダイアログボックスを使って1画面で確認するオプションが追加されました:

Compare Attributes

もう一つの新機能は、ファイルやフォルダーのアクセスコントロールリスト(ACL)だけを復元する機能です。これは、管理者が誤ってフォルダやファイルのパーミッションを一括で変更してしまった場合に必要になることがあります。また、v12では、Windowsファイルを直接復元する際に、異なるターゲットマシンを選択できるようになりました(これまではLinuxのみ)。最後に、バックアップのエクスポートの機能が向上し、元のバックアップがあった同じリポジトリだけでなく、エクスポートしたポイントの保存先を任意に選択できるようになりました:

Export Backup

Veeam V12新機能:バックアップのインフラ整備

回転メディアに切り替えると、ディスクは自動的に既存の古いバックアップからクリアされます。さらに、ユーザは既存のバックアップチェーンを使い続けることもでき、現在のタスクにのみ属するバックアップを削除するか、メディア上のすべてのバックアップを削除するかの2つのオプションのうち1つを選択することができます。

Storage Compatibility Settings

v12では、SOBRリバランス機能が導入されました。Performance Tierエクステントのブロックおよびファイルストレージレベルでストレージ消費をリバランスし、エクステント間のデータ分散を均等にすることができるようになりました。この操作は、新しいエクステントを追加するときに実行する必要がありますが、常に実行する必要はありません。エクステント退避とSOBRリバランスの操作は、前述した新しいVeeaMoverエンジンを使用して、エクステント間でより効率的にバックアップを移動させます。

SOBR rebalance

また、ユーザーの要望により、マルチサイトやネットワーク環境でのトラフィックを管理するためのいくつかのインターネットルールが追加されました:

at the request of users, several internet rules have been added to manage traffic in multi-site and network environments

最後に、メール通知のOAuth 2.0対応です。SMTPによる認証に加え、Google GmailとMicrosoft 365のOAuthプロトコルによる認証をVBR V12がサポートするようになりました:

OAuth 2.0 support for email notifications

Veeam V12新機能:多要素認証とベストプラクティスアナライザー

これらの高度なセキュリティ機能により、管理者は2つの新しいツールを手に入れることができます:

多要素認証は、RFC 6238に基づくTOTP(Time-Based One-Time Passwords)の仕組みに基づく2要素認証(2FA)機能を通じてコンソールへのアクセスを可能にします。個々のアカウントに対して有効にすることができます。

Multi-factor authentication

Best Practices Analyzerコンポーネントは、バックアップサーバーと製品の構成をチェックし、セキュリティと復旧成功の可能性を向上させるための重要な変更を管理者に提案します。

The Best Practices Analyzer component checks the backup server and product configuration

Veeam V12新機能:イミュータビリティ機能の強化

イミュータブル(Immutable)バックアップ機能は、ランサムウェアからバックアップを保護する手段を実装しています。この機能は、オンプレミスとクラウドネイティブの両方のワークロードで利用でき、ストレージのライフサイクルを通じてバックアップを保護し、管理者側の操作からも保護します。また、バックアップだけでなく、アラームにも不変性を持たせることができるため、より高度なインフラ保護が可能です。

Immutability Workloads

イメージレベルでのバックアップのサポートに加え、NASストレージ、スタンドアロンエージェント、AWSとMicrosoft Azureのバックアップ(Azure Blob Storageも)、HPE StoreOnceストレージでバックアップのイミュータビリティが利用可能です。また、トランザクションログやエンタープライズアプリケーションに対しても、プラグインを介して利用することができます。

Veeam V12新機能:オブジェクトストレージへの直接バックアップ

Object Storage

V12では、Direct-to-ObjectとDirect-to-Cloudの2つの主要な機能を提供しています。最初の機能は、バックアッププロキシやエージェントからオブジェクトストレージに直接バックアップを送信することで、中間ステップを回避することができます。さらに、このようなストレージへの直接接続が不可能な場合、トラフィックはゲートウェイサーバーの弾力的なプールを介してリダイレクトされることができます。さらに、ROBO(Remote Office Branch Office)環境を含め、より効率的なクラウドへの直接バックアップを実装しています。

また、新しいSmart Object Storage API(SOSAPI)ソフトウェア・インターフェースにより、オブジェクト・ストレージ・ベンダーがVeeam Backup & Replication v12と深く統合できるようになったことも特筆に値する(パフォーマンスの向上とユーザー・エクスペリエンスの改善に向けて)。

バックアップ対象(VM01, VM02)からVM02を除外した場合、VM02のリストアポイントは指定した世代数を保持しますか?

いいえ、保持しません。
例えば、リストアポイントを4世代とした場合、バックアップを取得するたびに世代数が減っていきます。
11/1, 11/2, 11/3, 11/4とバックアップを取得し、11/5にVM02が除外されたバックアップを取得した場合、VM02のリストアポイントは11/2, 11/3, 11/4となり、11/1のリストアポイントは消されます。
最終的には11/4のリストアポイントがフルバックアップファイル内に残り続けます。
これを消すにはフルバックアップの再作成や再構成(Compact full)が必要です。

Veeam静止点処理において必要な認証情報をVM個別に指定する方法はありますか?

はい、あります。
Guest Processingステップの「Credentials…」にて個別に認証設定を行うことが可能です。

詳細は、以下URLをご参照ください。

Veeam静止点処理において必要な認証情報をVM個別に指定する方法

 

関連トピック

Job作成時のオプション “Enable application-aware image processing” はどんな機能ですか?

 

レプリケーションしたいVMのクローンVMを利用して初回のフルレプリケーションを行わず、差分レプリケーションを行えますか?

オリジナルの仮想マシンとクローンの仮想マシンをマッピングすることで、
差分レプリケーションからジョブを開始することができます。

参考: レプリカシーディング・レプリカマッピング機能について

 

関連トピック

既存のレプリカVMを利用して初回のフルレプリケーションを行わず、差分レプリケーションが行えますか?

ジョブのスケジュールをAfter this jobとしたとき、先に実行されたジョブが失敗した場合に、後続のジョブが実行されるか。

ジョブの成功、失敗問わず、後続のジョブは実行されます。

Veeamで作成したレプリカVMをバックアップできますか?

バックアップすることは可能ですが、CBT機能を有効にできないため、毎回、VMの全データを読み取り、増分の検出を行います。
そのため、増分バックアップは可能ですが、フルバックアップと同程度の時間がかかってしまうかもしれません。

LVM構成のLinuxからファイル単位でリストアできますか?

可能です。
その他対応しているファイルシステムの詳細は下記弊社ブログ記事をご覧ください。
Veeamのファイルレベルリストアはここが違う!多くのファイルシステムをサポートできる理由とは?

バックアップを取得している仮想マシンのデータストアを、ストレージvMotionで別のデータストアに移動した場合、差分バックアップを継続できますか?

VMware 5.5 Update 2以降でしたら、継続して差分バックアップを行うことが可能です。

それ以前のバージョンですと、VMwareの制限に引っかかり、CBTがリセットされてしまいます。

関連トピック
バックアップ対象の仮想マシンをStorage vMotionで移動する際にスナップショットエラーは発生しますか?
バックアップ対象の仮想マシンをStorage vMotionで移動した後、バックアップジョブを作り直す必要がありますか?

Version 9で作成したバックアップファイルをVersion 8で使えますか?

使用できません。
古いバージョンから新しいバージョンへアップグレードした際には、
そのままバックアップファイルを使い続けることが可能ですが、
新しいバージョンのファイルを古いバージョンで扱うことはできません。

差分リストアはできますか?

Veeam Backup & Replication Ver8からQuick Rollbackという機能が追加されました。
これは差分データ・リストア機能です。

Quick_Rollback

このQuick Rollback機能の使用制限:
1. Network または Virtual Appliance モードのみで使用可能。VMwareサイドの制限でDirect SAN Accessモードでは使用できません。

2.続けて2つの差分リストア・セッションを実行することは出来ません。VMまたはVMディスクに対して差分リストアを実行した後にそのVM上のCBTはリセットされます。差分リストアが再度実行できるように最低1回の差分バックアップを実行する必要があります。

EMC DataDomainをリポジトリにする場合、EMC DataDomain Boostは必須ですか?

必須ではございません。
ただし、Veeamとの連携機能は使用できないため、通常の重複排除ストレージとして使用します。
その場合には、リポジトリの種類は「Dedupe Storage」ではなく、「CIFS」として登録します。

Hyper-Vでパススルーディスクは処理可能ですか?

Hyper-V上の仮想マシンに接続されたパススルーディスク(物理ディスク)のバックアップおよびレプリケーションはHyper-V側の制約により行うことができません。処理はスキップされます。
仮想ディスク部分は正常に処理されます。
このようなディスクをバックアップしたい場合には、Veeam Agentをご利用ください。

VMware と Hyper-V の両方で、Veeam Backup & Replication の同等の機能を使用できますか?

VMwareとHyper-Vではアーキテクチャが異なるため、完全に同等とまではいきませんが、ほぼ全ての機能を1つの統合されたコンソールから利用可能です。

Historyはどの位保持されますか?

デフォルトでは53週間(1年間)保持します。コンソールから変更可能です。

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レプリケーション途中でネットワーク接続が切断されたとき、どのような挙動となりますか。

バージョン7.0のパッチ2(R2)より、レプリケーション中に、ソースとターゲットのサイト間のネットワーク接続が切断されたとき、ソースとターゲットのプロキシサーバの再接続を試行し、レプリケーションを途中から再開する機能が追加されています。
デフォルトでは切断から5分の間、10秒ごとに接続のリトライを行います。
この時間を過ぎますと、エラーとなります。

HTMLレポートの”Data read”、”Dedupe”、”Compression”から”Backup size”を計算してみたが、誤差があるのはなぜか?

重複排除率や圧縮率は細かい値が丸められているため、計算した場合多少の誤差が発生します。

Veeamが使用するSMBのバージョンは何ですか?

Veeam自身はSMBに関する機能は持っておらず、インストールされているWindowsのSMB機能を利用します。
そのため、使用するSMBのバージョンはVeeamがインストールされているWindowsのバージョンおよびデータ転送先のデバイスの対応状況に依存します。

バックアップ/レプリケーションの対象となっているゲストOSのディスクサイズを拡張したらどうなりますか?

【バックアップ】
ディスクサイズが変更されたことによりCBTがリセットされます。
そのため、変更後最初の一回は全データを読み込むことになります。
二回目以降は差分でのバックアップが可能です。

【レプリケーション】
既存のリストアポイントがすべて削除され、
新たなリストアポイントが作成されます。

並列処理(Parallel Processing)が利用可能なジョブは何ですか?

Veeamの並列処理が利用可能なジョブは、バックアップジョブとレプリケーションジョブ、バックアップコピージョブとなりますが、WANアクセラレータを使用したバックアップコピージョブは逐次処理になります。

※バックアップコピージョブが並列処理になったのはver9.0以降になります。