EspressDashboard -機能
ダッシュボード・レポーティンを成功させるには?
ダッシュボード・レポーティングを成功させるには、4つのステップに従うことが重要です。
1. 明確な目的を持ってダッシュボードを計画し、追跡すべき関連KPIを特定する。
2. データソースを評価するためにデータディスカバリーを実施する。
3. ユーザ・フレンドリーなビジュアル要素でデザインする。
4. ダッシュボードを実装し、その機能をテストする。
注:「データ・ディスカバリ」は、 昨今の目まぐるしく変わる市場環境や、予測困難な外部環境の変化に対応するためには、従来のBIシステムよりも迅速で手軽にデータを分析でき、かつ、ビジネス上の課題を発見できる仕組み。
ゲージ: (Gauge)とは
ゲージはプロット・バックグラウンド・イメージとプロット・フォアーグラウンド・イメージの両方、またはどちらかを含むダイアル・チャートの特別なタイプです。
ユーザが簡単にゲージが作成できるように前もって定義済のゲージ・テンプレート用のタブをいくつか準備しています。またテンプレートを作成して、ユーザ独自の作成し、フォルダに保存しておくこともできます。
例:/gauges/templates/Custom/ フォルダ
このテンプレートを[カスタム]タブに追加するには、<ERESインストール> / gauges / screenshots / selected / Customに配置されたテンプレートのスクリーンショットと、<ERESに配置されたテンプレートのディマーバージョン インストール> / gauges / screenshots / unselected / Custom /をクリックします。 スクリーンショットを作成する簡単な方法は、通常のスクリーンショット用にテンプレートをgifに書き出し、100ピクセル×100ピクセルにサイズ変更することです。 その後、背景を暗い色に変更し、調光版のために再度エクスポートしてサイズを変更します。
またダイアル・チャートへゲージ・テンプレートを適応させることも可能です。ダイアル・チャートを使用時に適応させるテンプレートを選択することにより、新しいチャートを作成するようにゲージ・タブを表示することができます。
他システムとの連携は可能ですか?
外部システムとの連携用の備え付けのAPIを利用して外部システムとの連携が可能です。詳細はお問い合わせください。
Android端末に対応していますか?
はい、モバイル端末としてAndroid, iPad, iPhoneに対応しております。
ダッシュボードとウェブページの違いは何でしょうか?
どちらもコンピュータの画面上で開くことができますが、類似点はそこまでです。
ダッシュボードはデータを素早く処理するためのもので、組織や個人レベルのKPIの概要を簡単に把握できる重要な視覚化ツールです。チャート、グラフ、表、ゲージなどのインタラクティブな視覚的要素の助けを借りて、ダッシュボードは、ユーザーが分析し、情報に基づいたデータ駆動型の意思決定を行うのに役立つように設計されています。
また、ウェブページはウェブブラウザ上に表示される文書であり、重要な情報を提供するテキスト、画像、ビデオ、その他のマルチメディア要素を含んでいます。多くの場合、製品やサービスを宣伝します。他のウェブページへのリンクがある場合もあり、ユーザーはフォームに入力したり、オンラインで購入したり、その他のアクションを行うことでウェブページと相互作用することができます。
ダッシュボードUIキットとは何ですか?
ダッシュボードUIキットは、EspressDashboardのようにユーザーインターフェイス要素、テンプレート、コンポーネントの設計済みコレクションです。ダッシュボードの設計と構築のために特別に作成されています。これらのキットは、開発者やデザイナーが視覚的に魅力的で機能的なダッシュボードを迅速かつ簡単に作成するための基盤を提供します。
これらのキットには通常、ダッシュボードのデザインで一般的に使用されるさまざまなチャート、グラフ、テーブル、ボタン、アイコン、およびその他の UI 要素が含まれています。これらのキットは、ダッシュボードの目的に応じて高度にカスタマイズすることができます。これにより、ユーザは特定のデザインプロジェクトの要件に合わせてコンポーネントを変更し、適合させることができます。これらのキットは、デザインプロセスを合理化するために、ウェブやモバイルアプリの開発でよく使用されます。ダッシュボードの全体的なルック&フィールに一貫性を持たせるのに役立ちます。
ダッシュボードにはいくつまでのビジュアルを載せるべきでしょうか?
視覚的にわかりやすくするために、ダッシュボードに含まれるビジュアルの数は2つか3つに制限しましょう。ビジュアルが多すぎると、ごちゃごちゃした印象になり、解釈が難しくなります。
EspressReport とSalesforceの連携による機能拡張の可能性について
EspressReportはJavaベースのBI・レポーティングツールであり、これをSalesforceと連携させることで、Salesforceの標準機能では実現が難しい高度なデータ分析、複雑なレポーティング、および他システムとのデータ統合が可能になります。
この連携で実現できる主な機能と価値は以下の通りです。
📈 1. Salesforceデータの高度なレポーティングと可視化
EspressReportの持つ柔軟なレポートデザイン機能を利用し、Salesforceデータに対して、標準レポート機能の限界を超えた詳細な分析と表現を提供します。
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- 複雑なレイアウトとフォーマットの実現:
- Salesforceのオブジェクトデータ(商談、アカウント、ケースなど)を基に、請求書、納品書、契約書などの定型業務文書や、企業固有のブランドガイドラインに沿ったピクセルパーフェクトなレポートを作成できます。
- 複数レベルのグルーピング、サマリー、カスタム計算フィールドを柔軟に配置できます。
- 高度なグラフ・可視化:
- Salesforceの標準ダッシュボードよりも多様なグラフタイプや対話性(ドリルダウンなど)を持つBIダッシュボードを構築し、営業実績やサービス状況の可視化を強化します。
- 多様な出力形式への対応:
- レポートをPDF、Excel、HTML、CSVなど、Salesforceの標準機能以上に多様なフォーマットで出力できます。特に、オフラインでの利用や、他システムへのデータ受け渡しが容易になります。
- 複雑なレイアウトとフォーマットの実現:
🤝 2. 他システムとのデータ統合分析(真のBI)
Salesforceデータと社内の他システムデータをEspressReport上で結合し、ビジネス全体を俯瞰する複合的な分析を実現します。
- CRMとERP/会計データの統合:
- Salesforceの商談データと、外部ERPシステムの実際の売上・在庫データを統合し、「商談の予測精度」や「リードから受注までの正確なROI」などを分析するレポートを作成できます。
- クロスプラットフォームなレポートハブ:
- EspressReportを「データソース横断的なレポートポータル」として機能させ、利用者はSalesforce、データベース、ファイルなど、複数のソースにまたがる情報を一元的に閲覧できます。
⚙️ 3. レポート生成と配信の自動化
Salesforceのデータを定期的に取得し、業務に必要なレポートの生成・配信プロセスを自動化します。
- 定期レポートの自動配信:
- 「毎週月曜日の朝9時に、全営業担当者の最新パイプラインレポートをPDFで生成し、マネージャー陣にメールで自動送信する」といった高度なスケジューリングと配信設定が可能です。
- リアルタイムまたはバッチ処理の選択:
- 必要に応じてSalesforceの最新データをリアルタイムで取得したレポート、または大量データを夜間にバッチ処理で取得・集計したレポートを作成し、SalesforceのAPI負荷管理にも役立てることができます。
- ドリルスルー分析:
- サマリーレポートから、Salesforceの具体的なレコード(例:アカウント詳細)へ直接ドリルスルーできる機能を提供することで、分析からアクションへの移行を迅速化できます。
まとめ
EspressReport+Salesforceの連携は、【高度なカスタマイズ性、データ統合、および配信自動化】という点で、Salesforceのネイティブなレポート機能に対する強力な「BIバディ(相棒)として機能します。
特に、企業固有の複雑なレポート要件や複数の基幹システムデータを含む統合ダッシュボードが必要な場合に、この連携が有効となります。
参考サイト:
SOQLを使ったSalesforceデータのレポート作成




