CloudBerry (MSP360) Backup

CloudBerry (MSP360) Backup -機能

AWS European Sovereign Cloud をバックアップの保存先(Amazon S3 EU)として利用する

「AWS European Sovereign Cloud をバックアップの保存先(Amazon S3 EU)として利用する」というのは、簡単に言うと「EUの極めて厳しい法規制やセキュリティ基準をクリアするために、通常のAWSとは完全に切り離された『EU専用の特別なAWS環境』にあるS3にデータをバックアップすること」を意味します。

それぞれの要素について、分かりやすく解説します。

1. AWS European Sovereign Cloud とは?

AWSがヨーロッパの政府機関や、規制の厳しい業界(金融、医療、通信など)向けに提供している完全に独立したクラウド環境です。通常のAWSリージョンとは以下の点で異なります。

  • 完全なデータ主権(データ・ソブリンティ): データがEU圏外に出ないことはもちろん、インフラの運用やサポートを行うスタッフもEU圏内に居住するEU市民に限定されています。
  • 他国の法律からの保護: 米国などの外国の法律(CLOUD法など)によるデータ開示要求からデータを守るための強力な防壁が設けられています。

2. なぜそれをバックアップ先(Amazon S3)として使うのか?

企業や組織がシステム障害やランサムウェア攻撃に備えてバックアップを取る際、**「本番データだけでなく、バックアップデータも厳格な法規制に従って保管しなければならない」**というルールがあります。

  • コンプライアンスの遵守: GDPR(EU一般データ保護規則)などの厳しいプライバシー・セキュリティ要件を満たしつつ、安全な場所にデータを退避させることができます。
  • Amazon S3の強力な機能の活用: S3の「11ナイン(99.999999999%)」と呼ばれる圧倒的なデータ耐久性や、ランサムウェア対策となる「S3 オブジェクトロック(一度書き込んだら一定期間削除・変更できない機能)」を、主権が担保された環境でそのまま利用できます。

3. どのような組織に必要なのか?

主に以下のような組織で利用(または利用が検討)されます。

  • ヨーロッパの政府機関や自治体
  • ヨーロッパで活動する金融機関、医療機関、重要インフラ企業
  • EU域内でビジネスを展開しており、顧客から最高レベルのデータ保護を求められているグローバル企業(日本企業も含まれます)

要約すると:

AWS European Sovereign Cloudをバックアップ先にするメリットとコストの関係は、以下のように要約できます。

「バックアップ担当者の操作感や設定方法は今まで通り(完全互換)で、コストを15%ほど上乗せするだけで、EUの最高レベルの法的保護とデータ主権(他国からのデータ開示要求などを受けない権利)をユーロ建てで買うことができる」

EU圏内で厳格なデータ保護規則(GDPRや、金融業界向けのDORA、重要インフラ向けのNIS2指令など)の対象となるビジネスを展開されている企業にとっては、監査をクリアするための非常に強力で確実な選択肢となります。

N2WSMSP360 Backup は AWS European Sovereign Cloudを完全サポートしています。

バックアップ計画の設定が2種類ありますがどのような違いがありますか

v7.0から追加された新しいバックアップ形式と従来のバックアップ形式(Legacy)です。
新しいバックアップ形式では従来よりもバックアップやリストアが高速化し多くの新機能がございます。

詳細は下記をご参照ください。

CloudBerry(MSP360) Backup 7.0リリース

日本リージョンに対応したクラウドにバックアップ出来ますか。

CloudBerryで使用可能なクラウドストレージは日本リージョン含めほとんどのリージョンに対応しています。

日本リージョン対応クラウド例:

Amazon S3

Asia Pacific(Tokyo)

Asia Pacific(Osaka-Local)

Azure

Japan East(Tokyo)

Japan West(Osaka)

Wasabi

Ap-northeast-1(東京リージョン)

Google Cloud

Asia-northeast1(東京)

Asia-northeast2(大阪)

Wasabiはどのリージョンがサポートされていますか?

現在は、下記リージョンのみサポートされております。

us-east-1
us-east-2
eu-central-1
eu-central-2
eu-west-1
eu-west-2
us-west-1
ap-southeast-1

ap-northeast-1(東京リージョン)
ap-northeast-2(大阪リージョン)

 

Smart Delete(スマート・デリート)とは

Ver 1.6から、ローカルで削除されたファイルをデフォルトで30日間バックアップストレージ上に保持し、それ以降のみバックアップストレージ上のファイルを削除するスマートデリートオプションを導入しています。以下は、バックアップウィザードの新しいオプションです。

削除が予定されているファイルがある場合、Welcome Screenに通知が表示されます。

Warning(警告)のリンクをクリックすると、削除されるファイルのリストが表示され、そのファイルをどうするか(削除するか保存するか)を決定できるウィンドウが開きます。

また、削除が予定されているオブジェクトについては、通知メールに追加のアラートが表示されます。

「ローカルで削除されたファイルを削除する」オプションを有効にして、ローカルコンピュータ上のファイルを削除した場合、バックアップストレージからも削除されますか?

はい、そのファイルはオンラインストレージからも削除されます。しかし、デフォルトでは、誤って削除してしまうことを防ぐために、ファイルは30日間オンラインストレージに残ります。これをSmartDelete(スマートデリート)と呼んでいます。

保存するファイルのバージョン数をコントロールできますか?

はい,「パージオプション」を使用することで制御することができます。

新バックアップ形式では日、週、月、年単位で、

Legacyバックアップ形式では、保持するバージョン数を指定することができます。

 

CloudBerry Backupはファイルの古いバージョンを保持しますか?

はい。この機能により、ファイルを過去のある時点に復元することができます。

CloudBerry Backupは、ファイルの修正部分のみをコピーすることができますか?Outlook PSTファイルをバックアップしたいのですが、2GBあり、毎回ファイル全体をコピーしたくありません。

これはブロックレベル・バックアップと呼ばれ、すべてのバージョンのCloudBerry Backupで完全にサポートされています。

CloudBerry Backupはどのようにして修正されたファイルを認識するのですか?

変更されたファイルを識別するためにタイムスタンプを使用しています。

CloudBerry Backupは、実行するたびにすべてのファイルをコピーしますか?

いいえ、CloudBerry Backupは前回のバックアップ以降に変更されたファイルを識別し、そのようなファイルのみをコピーします。これにより、次回以降のバックアップの実行がより速くなります。

CloudBerry Backupはオープンファイルをコピーしますか?

はい、CloudBerry BackupはMicrosoft Volume Shadow Copy Technologyを利用してオープンファイルをバックアップします。

Amazon S3 Glacierへバックアップは出来ますか

vaultへの直接のバックアップはv6.3.2からサポートされなくなりました。

Amazon S3のストレージクラスとしてGlacierを指定することでバックアップ可能です。

 

バックアップ対象のファイル名に制限はありますか?

特にございません。

ただ、バックアップ元・バックアップ先のファイルシステムに依存しますので、ご利用の際はご確認お願いします。

ウィザードの表示がおかしくて、ウィザードの先に進めない。

以下のようになっている場合は、Windowsのコントロールパネル > デザイン > ディスプレイに移動し、項目のサイズをご確認ください。

Japanese

 

項目のサイズが「小(100%)」ではない場合は、「小(100%)」へ変更をお願いいたします。

項目のサイズ

Amazon S3 Transfer Accelerationをサポートしていますか?

CloudBerry Backup V4.8.2 からサポートしています。
s3-accelerate-cbb

メールアドレス変更後に、バックアップレポートが通知されません

「CloudBerry通知サービスを使用」を使用している場合は、CloudBerry側のSMTPサーバを使用しているため、通知されるアドレスを変更した後に送られる確認メールを承認いただく必要があります。確認メールはバックアップ計画のメール通知設定でアドレスを入力した後に”次へ”を押すことで、入力したアドレスに送信されます。

設定したバージョン(世代)保持数よりも多くのファイルを保持していることがあります

変更ブロックのみのバックアップを行うblock level backupの場合は
初回は指定された全てのファイルをフルバックアップ(全てのブロック)し、
2回目以降は変更ブロックのみをバックアップします。

したがって、フルバックアップからのつながりがある限り、古い世代を削除できません。
世代数を制限するためには定期的なフルバックアップの実施が必要です。

Amazon EC2へのリストア制限はありますか?

Amazon側の仕様で1TB以上のディスクのリストアはできません。
詳細は下記FAQのVM Import/Exportの項目をご参照ください。
https://aws.amazon.com/jp/ec2/faqs/

スケジュールがリアルタイムの場合の間隔はどれくらいでしょうか?

変更を確認しに行くタイミングが15分間隔であるため
ファイルを新規に配置した場合には15分後にバックアップが実施されます。
ネットワーク共有のファイルは検知できません。
※v6.2からネットワーク共有のファイルも検知可能です。

どれだけ圧縮されているかを確認する方法はありますか?

バックアップされたファイルの元サイズと圧縮後のサイズを
Bakup Storageタブから確認できます。

差分はブロックレベルの差分でしょうか?それともファイル単位でしょうか?

Use block level backupを有効にした場合にはブロックレベルで実施されます。

差分バックアップを設定するにはどこを設定すればよろしいでしょうか。

スケジュールを有効化し、フルバックアップと差分バックアップのスケジュールを設定することで可能です。

CloudBerry Backupをインスールしたマシンは常に稼働する必要がありますか?

データの流れ上CloudBerry Backupをインストールしたクライアントサーバを介するため、
データを同期する際は、稼働している必要があります。

Googleドライブには接続できますか?

GoogleCloudのみサポートしています。