AWS Backupでコールドストレージ利用

  • 復元を高速化する事前ステージングメタデータ: GlacierまたはDeep Archiveを使用する際、バックアップメタデータ(ファイルリスト、タイムスタンプ、タグなど)の軽量インデックスをDynamoDBやS3 Standardのようなウォームストレージ層に維持します。
  • 緊急復元のための並列取得パイプラインを構築:Glacierの「重要サブセット」データ向け緊急取得オプションと組み合わせることで、バックグラウンドで一括復元を継続しながらサービスを迅速に復旧させます。
  • アーカイブ前の重複排除を実施:バックアップをコールドストレージに格納する前に実施します。これにより長期アーカイブ内の冗長データが減少し、ストレージコストと復元時の取得時間の両方を削減します。
  • コンプライアンス対応のためのクロスリージョンレプリケーションを実装: 厳格な規制対象ワークロードでは、コールドストレージバックアップを別のAWSリージョン、あるいは異なるクラウドプロバイダーへレプリケートします。これにより、リージョン全体のAWS障害やGlacierサービス低下によるリスクを軽減できます。
  • 保存期間だけでなく実際の使用パターンに基づく自動アーカイブ:静的なライフサイクルポリシーではなく、LambdaやStep Functionsを活用し、ビジネスイベント(例:プロジェクト終了、顧客オフボーディング)に基づいてGlacier階層へのデータ移動タイミングを動的に決定します。

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