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Entrust DataControl はランサムウェア対策に活用できますか?

Entrust DataControlランサムウェア対策に活用できます。🛡️

Entrust DataControl(現在はEntrust KeyControlの一部として提供されることが多い)は、主にデータの暗号化と鍵管理を通じてランサムウェアの被害を軽減します。

 

ランサムウェア対策への活用点

機能 ランサムウェア対策における役割
データの透過的な暗号化 データが暗号化されているため、ランサムウェアによってファイルが不正に暗号化された場合でも、その元データ自体はすでにEntrustによって強力に保護されています。また、ランサムウェアによる侵害が成功した場合でも、復号鍵がなければ機密データは読み取れません。🔑
厳格なアクセス制御 仮想環境(VM)やクラウドインスタンスへのアクセスを制御し、ルートユーザーやシステム管理者であっても機密データへのアクセスを制限することで、不正な操作やランサムウェアによるデータの窃取や改ざんのリスクを低減します。
統合キー管理 暗号化に用いる鍵を一元的に安全に管理し、鍵のライフサイクルを制御します。これにより、鍵の漏洩リスクを減らし、鍵がない状態でのデータの不正利用を防ぎます

Entrust DataControlは、ランサムウェアによる侵害が成功した場合の被害の最小化(事後対策)、特に機密データの保護に非常に有効なソリューションです。

Entrust KeyControl はランサムウェア対策に活用できますか?

Entrust KeyControlランサムウェア対策に非常に有効です。🛡️

 

Entrust KeyControlは、主に暗号化鍵を一元管理するプラットフォームであり、ランサムウェアによるデータの不正利用や窃取を防ぐための重要なセキュリティ基盤となります。

KeyControlは、前回ご質問いただいたEntrust DataControl(データ暗号化機能)を含む、Entrustのデータ保護ソリューションの中核となる鍵管理システム(KMS)としての役割を果たします。

 

ランサムウェア対策におけるKeyControlの役割

機能 ランサムウェア対策への貢献
統合鍵管理 (KMS) データの暗号化に不可欠な鍵をセキュアな環境で一元的に管理します。ランサムウェア攻撃者が暗号化されたデータにアクセスしても、KeyControlが管理する鍵がなければ復号できません
透過的な暗号化 KeyControlが鍵を管理することで、仮想マシンやクラウドワークロードのデータを透過的に暗号化し、「データ・アット・レスト(保存時のデータ)」を保護します。これにより、ランサムウェアによるデータの窃取(二重脅迫)や改ざんのリスクを大幅に低減します。
厳格なアクセス制御 暗号化と復号のための鍵へのアクセスを、設定されたポリシーに基づいて厳格に制御します。権限のないプロセスや不正なユーザーによる鍵の使用やデータの操作を防ぎます。

Entrust KeyControlは、ランサムウェアによるデータ侵害や二重脅迫を防ぐための予防的かつ事後的なデータ保護手段として機能します。