ExaGridとDell EMC Data Domainとの比較

Dell EMC Data Domainを使用する利点

●重複排除により、長期保存に必要なディスク量が削減されるため、バックアップアプリケーションのディスクへの重複排除(つまり低コストのプライマリストレージディスク)と比較してコスト削減が可能

●重複排除により、オフサイトにレプリケートされるデータ量が削減され、WAN 帯域幅が節約される

 

Dell EMC Data Domainの短所

●インライン重複排除はバックアップを遅くする

●各リクエストごとにデータを再保存するため、リストアが大幅に遅くなる

●VMの起動には最大1時間、ファイルのリストアには最大20倍かかる

●パフォーマンスのスケーラビリティがないため(つまり、ディスクシェルフを追加するだけ)、データの増加に伴ってバックアップウィンドウが大きくなる

●フォークリフト・アップグレード(オーバーホール)を余儀なくされる – コントローラが限界に達した場合、システムを前進させ成長させるために多大なコストがかかる

●強制的な生産終了(EOL)ポリシーによる強制的な陳腐化、サポートの中止、またはサポート料金の大幅な増加

●ランサムウェアのリカバリに対応するために、デルから別途高価なソリューションを購入する必要がある。

●ランサムウェア・ソリューションはネットワーク上にあり(ネットワークに面している)、レプリケーション時にポートが開放されるため、ランサムウェア攻撃を受けやすい

●100TBを超えるとExaGridより高価 – Data Domainが適切なサイズであれば、2-3倍の価格に

● DELLは次回購入時に値上げすることが多い

 

Dell EMC Data Domainに対するExaGridの利点

●ExaGrid はディスクキャッシュの Landing Zone に直接書き込み(インライン重複排除なし)、Data Domain のインライン重複排除よりも 3 倍高速なディスク速度で書き込みを行う。

●ランディングゾーンのデータが重複排除されないため、リストアが20倍高速化。

●アプライアンスを追加することですべてのリソースをデータの増加に対応させるスケールアウトアーキテクチャにより、データが増加してもバックアップウィンドウの長さは一定に保たれる。

●ExaGridアーキテクチャ異なるサイズや世代のアプライアンスを混在が可能

●スケールアウトアーキテクチャにより、フォークリフト・アップグレードや製品の陳腐化がない

●リテンション・タイムロックによるシンプルなランサムウェアリカバリ、遅延削除とイミュータブルなデータオブジェクトによる非ネットワーク向けティア(ティアード・エアギャップ)を組込済

●ExaGridは100TB以上ならDataDomainよりさらに割安

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