EspressDashboard
ダッシュボード・レポーティンを成功させるには?
ダッシュボード・レポーティングを成功させるには、4つのステップに従うことが重要です。
1. 明確な目的を持ってダッシュボードを計画し、追跡すべき関連KPIを特定する。
2. データソースを評価するためにデータディスカバリーを実施する。
3. ユーザ・フレンドリーなビジュアル要素でデザインする。
4. ダッシュボードを実装し、その機能をテストする。
注:「データ・ディスカバリ」は、 昨今の目まぐるしく変わる市場環境や、予測困難な外部環境の変化に対応するためには、従来のBIシステムよりも迅速で手軽にデータを分析でき、かつ、ビジネス上の課題を発見できる仕組み。
ダッシュボードとウェブページの違いは何でしょうか?
どちらもコンピュータの画面上で開くことができますが、類似点はそこまでです。
ダッシュボードはデータを素早く処理するためのもので、組織や個人レベルのKPIの概要を簡単に把握できる重要な視覚化ツールです。チャート、グラフ、表、ゲージなどのインタラクティブな視覚的要素の助けを借りて、ダッシュボードは、ユーザーが分析し、情報に基づいたデータ駆動型の意思決定を行うのに役立つように設計されています。
また、ウェブページはウェブブラウザ上に表示される文書であり、重要な情報を提供するテキスト、画像、ビデオ、その他のマルチメディア要素を含んでいます。多くの場合、製品やサービスを宣伝します。他のウェブページへのリンクがある場合もあり、ユーザーはフォームに入力したり、オンラインで購入したり、その他のアクションを行うことでウェブページと相互作用することができます。
ダッシュボードにはいくつまでのビジュアルを載せるべきでしょうか?
視覚的にわかりやすくするために、ダッシュボードに含まれるビジュアルの数は2つか3つに制限しましょう。ビジュアルが多すぎると、ごちゃごちゃした印象になり、解釈が難しくなります。
ダッシュボードUIキットとは何ですか?
ダッシュボードUIキットは、EspressDashboardのようにユーザーインターフェイス要素、テンプレート、コンポーネントの設計済みコレクションです。ダッシュボードの設計と構築のために特別に作成されています。これらのキットは、開発者やデザイナーが視覚的に魅力的で機能的なダッシュボードを迅速かつ簡単に作成するための基盤を提供します。
これらのキットには通常、ダッシュボードのデザインで一般的に使用されるさまざまなチャート、グラフ、テーブル、ボタン、アイコン、およびその他の UI 要素が含まれています。これらのキットは、ダッシュボードの目的に応じて高度にカスタマイズすることができます。これにより、ユーザは特定のデザインプロジェクトの要件に合わせてコンポーネントを変更し、適合させることができます。これらのキットは、デザインプロセスを合理化するために、ウェブやモバイルアプリの開発でよく使用されます。ダッシュボードの全体的なルック&フィールに一貫性を持たせるのに役立ちます。
EspressReport とSalesforceの連携による機能拡張の可能性について
EspressReportはJavaベースのBI・レポーティングツールであり、これをSalesforceと連携させることで、Salesforceの標準機能では実現が難しい高度なデータ分析、複雑なレポーティング、および他システムとのデータ統合が可能になります。
この連携で実現できる主な機能と価値は以下の通りです。
📈 1. Salesforceデータの高度なレポーティングと可視化
EspressReportの持つ柔軟なレポートデザイン機能を利用し、Salesforceデータに対して、標準レポート機能の限界を超えた詳細な分析と表現を提供します。
-
- 複雑なレイアウトとフォーマットの実現:
- Salesforceのオブジェクトデータ(商談、アカウント、ケースなど)を基に、請求書、納品書、契約書などの定型業務文書や、企業固有のブランドガイドラインに沿ったピクセルパーフェクトなレポートを作成できます。
- 複数レベルのグルーピング、サマリー、カスタム計算フィールドを柔軟に配置できます。
- 高度なグラフ・可視化:
- Salesforceの標準ダッシュボードよりも多様なグラフタイプや対話性(ドリルダウンなど)を持つBIダッシュボードを構築し、営業実績やサービス状況の可視化を強化します。
- 多様な出力形式への対応:
- レポートをPDF、Excel、HTML、CSVなど、Salesforceの標準機能以上に多様なフォーマットで出力できます。特に、オフラインでの利用や、他システムへのデータ受け渡しが容易になります。
- 複雑なレイアウトとフォーマットの実現:
🤝 2. 他システムとのデータ統合分析(真のBI)
Salesforceデータと社内の他システムデータをEspressReport上で結合し、ビジネス全体を俯瞰する複合的な分析を実現します。
- CRMとERP/会計データの統合:
- Salesforceの商談データと、外部ERPシステムの実際の売上・在庫データを統合し、「商談の予測精度」や「リードから受注までの正確なROI」などを分析するレポートを作成できます。
- クロスプラットフォームなレポートハブ:
- EspressReportを「データソース横断的なレポートポータル」として機能させ、利用者はSalesforce、データベース、ファイルなど、複数のソースにまたがる情報を一元的に閲覧できます。
⚙️ 3. レポート生成と配信の自動化
Salesforceのデータを定期的に取得し、業務に必要なレポートの生成・配信プロセスを自動化します。
- 定期レポートの自動配信:
- 「毎週月曜日の朝9時に、全営業担当者の最新パイプラインレポートをPDFで生成し、マネージャー陣にメールで自動送信する」といった高度なスケジューリングと配信設定が可能です。
- リアルタイムまたはバッチ処理の選択:
- 必要に応じてSalesforceの最新データをリアルタイムで取得したレポート、または大量データを夜間にバッチ処理で取得・集計したレポートを作成し、SalesforceのAPI負荷管理にも役立てることができます。
- ドリルスルー分析:
- サマリーレポートから、Salesforceの具体的なレコード(例:アカウント詳細)へ直接ドリルスルーできる機能を提供することで、分析からアクションへの移行を迅速化できます。
まとめ
EspressReport+Salesforceの連携は、【高度なカスタマイズ性、データ統合、および配信自動化】という点で、Salesforceのネイティブなレポート機能に対する強力な「BIバディ(相棒)として機能します。
特に、企業固有の複雑なレポート要件や複数の基幹システムデータを含む統合ダッシュボードが必要な場合に、この連携が有効となります。
参考サイト:
SOQLを使ったSalesforceデータのレポート作成
SalesforceとJakarta EE(Tomcatを含む)との連携手法について
Tomcatを含むJakarta EE(旧Java EE)とSalesforceとの連携手法はいくつかあります。
Jakarta EEはJavaベースのエンタープライズアプリケーションプラットフォームであり、JavaのプログラムからSalesforceのAPIを利用することで連携が可能です。Jakarta EEにはTomcat以外の製品ではRed HatのJBoss, Oracle WebLogic, IBM WebSphereなどがあります。
連携の主要な手法 🤝
主な連携手法として、Salesforceが提供するAPIを利用するのが一般的です。Jakarta EE環境で動作するJavaアプリケーションから、これらのAPIを呼び出します。
- REST API (推奨) 🌐
- Salesforceのデータに対してCRUD(作成、読み取り、更新、削除)操作をHTTPリクエストを通じて実行する、現代的な連携方法です。
- Jakarta EEアプリケーションでは、標準のHTTPクライアントライブラリ(例えば
java.net.http.HttpClientやサードパーティのライブラリ)を使用してRESTfulなリクエストを構築・送信します。 - OAuth 2.0などの認証設定を行い、Salesforceへのアクセス権限を取得する必要があります。
- SOAP API 📜
- WSDL(Web Services Description Language)ファイルを使用してSOAPメッセージを交換する方式です。
- SalesforceからWSDLをダウンロードし、Javaのツール(例:Apache CXF、JAX-WS)を使ってSOAPクライアントのスタブコードを生成して利用します。
- Jakarta EE環境では、JAX-WSなどの技術を利用してSOAP通信を行います。
認証とライブラリ 🔑
連携を実現するためには、適切な認証設定とライブラリの利用が重要です。
認証
SalesforceとのAPI連携では、セキュリティ確保のために接続アプリケーションを作成し、OAuth 2.0フロー(例:認証コードグラント、クライアントクレデンシャルなど)を利用してアクセストークンを取得するのが標準的な手順です。
Java/Jakarta EEでの利用
- REST APIの場合:
- JSONデータの処理のためにJacksonやGsonなどのライブラリを組み合わせて利用することが多いです。
- 認証情報の管理やトークンの自動更新を行うユーティリティを自前で実装するか、それらをサポートするJava用のSalesforce向けSDK(Salesforce公式またはコミュニティ提供のもの)があれば利用を検討します。
- SOAP APIの場合:
- 前述の通り、WSDLから生成されたJavaコード(スタブ)を利用して、SOAPリクエストを抽象化されたメソッド呼び出しとして実行します。
連携したい具体的なSalesforceの機能や、Jakarta EE環境のバージョン、利用したいフレームワーク(例: Spring Boot, MicroProfileなど)によって、最適な実装アプローチは変わってきます。
SalesforceとJakarta EEを連携させる上で、主要なAPIであるREST APIとSOAP APIには以下のような違いがあります。
結論として、特別な理由がない限り、新規の連携にはよりシンプルで柔軟なREST APIが推奨されます。
🆚 REST API と SOAP API の比較
| 項目 | REST API (Representational State Transfer) | SOAP API (Simple Object Access Protocol) |
| 通信方式 | HTTPの標準的なメソッド (GET, POST, PUT, DELETEなど) を利用。 | SOAPプロトコルを使用し、通常はHTTP/HTTPS経由で通信。 |
| データ形式 | 主に JSON (JavaScript Object Notation) を使用。XMLも利用可能。 | XML (Extensible Markup Language) のみを使用。 |
| 構造 | リソース指向 (URLでリソースを識別)。軽量でシンプル。 | メッセージ/サービス指向。厳格で複雑なメッセージ構造を持つ。 |
| 処理速度 | メッセージが小さく、オーバーヘッドが少ないため、高速。 | XMLパース処理などにより、RESTよりも遅い傾向がある。 |
| セキュリティ | HTTPS (SSL/TLS) を使用。OAuth 2.0認証が主流。 | HTTPS (SSL/TLS) を使用。WS-Securityなどの標準的なセキュリティ仕様も利用可能。 |
| 連携難易度 | シンプルで、容易に実装できる。 | WSDLからのスタブ生成が必要で、複雑になることがある。 |
| 利用ケース | Webやモバイルアプリ連携、リアルタイム性の高いデータ操作など、ほとんどの新規連携。 | 厳格な仕様が求められるエンタープライズ統合、旧来のシステムとの連携。 |
💡 Jakarta EE 環境での適用
Jakarta EEアプリケーションからSalesforceを操作する場合、それぞれのAPIは以下のように利用されます。
1. REST API の場合 (推奨)
- HTTPクライアント: Jakarta EE環境では、標準のJava HTTPクライアント(
java.net.http.HttpClient)や、MicroProfile Rest Clientなどのライブラリを利用し、JSON形式のデータを送受信します。 - データ処理: Jakarta JSON Processing (JSON-P) や Jakarta JSON Binding (JSON-B) などの標準仕様、またはJackson/Gsonなどのライブラリを使って、JSONデータをJavaオブジェクトにマッピング(シリアライズ/デシリアライズ)します。
- 認証: OAuth 2.0フローを実装し、取得したアクセストークンをHTTPリクエストのヘッダーに含めて送信します。
2. SOAP API の場合
- WSDLとスタブ: SalesforceからダウンロードしたWSDL(Web Service Description Language)ファイルに基づき、Javaのツール(例:JAX-WS RI、Apache CXF)でクライアント側のスタブコード(Javaクラス)を生成します。
- SOAP通信: Jakarta EEのJakarta XML Web Services (JAX-WS) などの技術を利用し、生成されたスタブクラスのメソッドを呼び出すことでSOAP通信を実行します。
- 複雑性: 厳格なXMLスキーマに従うため、RESTに比べて設定やコーディングが煩雑になる傾向があります。
| 選択 | 特徴と理由 |
| REST API | ほとんどの新規連携に最適です。軽量で高速、実装もシンプルで、JSON形式はJakarta EEアプリケーションでのデータ処理に適しています。 |
| SOAP API | 厳格なトランザクション管理や、WSDLベースの厳密な契約(インターフェース定義) が必要な場合に限られます。特に理由がなければRESTを選択すべきです。 |
最終的な確認はそれぞれのJakarta EE対応製品メーカにお尋ねください。
システムの提供形態は何がありますか?
クラウド、オンプレミスのどちらでもご利用形態に合わせて提供が可能です。。詳細はお問い合わせください。
操作講習会などはありますか?
定期的な講習はありませんが、導入検討中のお客様および購入済みのお客様向け無償オンライン講習会の準備は可能です。詳細はお問い合わせください。
評価版から製品版データ移行することが出来ますか
はい、可能です。評価版システムに製品キー・ファイルを製品にディプロイすることで可能になります。
ライセンスを登録するサイトへアクセスしましたが、正常に表示されずライセンスが登録できません。
以下へアクセスできる必要があるため、ポート:8444がブロックされていないかご確認ください。
https://data.quadbase.com:8444/
ゲージ: (Gauge)とは
ゲージはプロット・バックグラウンド・イメージとプロット・フォアーグラウンド・イメージの両方、またはどちらかを含むダイアル・チャートの特別なタイプです。
ユーザが簡単にゲージが作成できるように前もって定義済のゲージ・テンプレート用のタブをいくつか準備しています。またテンプレートを作成して、ユーザ独自の作成し、フォルダに保存しておくこともできます。
例:/gauges/templates/Custom/ フォルダ
このテンプレートを[カスタム]タブに追加するには、<ERESインストール> / gauges / screenshots / selected / Customに配置されたテンプレートのスクリーンショットと、<ERESに配置されたテンプレートのディマーバージョン インストール> / gauges / screenshots / unselected / Custom /をクリックします。 スクリーンショットを作成する簡単な方法は、通常のスクリーンショット用にテンプレートをgifに書き出し、100ピクセル×100ピクセルにサイズ変更することです。 その後、背景を暗い色に変更し、調光版のために再度エクスポートしてサイズを変更します。
またダイアル・チャートへゲージ・テンプレートを適応させることも可能です。ダイアル・チャートを使用時に適応させるテンプレートを選択することにより、新しいチャートを作成するようにゲージ・タブを表示することができます。
他システムとの連携は可能ですか?
外部システムとの連携用の備え付けのAPIを利用して外部システムとの連携が可能です。詳細はお問い合わせください。
Android端末に対応していますか?
はい、モバイル端末としてAndroid, iPad, iPhoneに対応しております。
Windows版のインストールに失敗します
Espress 6.6 においてWinodws版の対応OSは、Windows7までとなっております。
Windows7以降のWindowsOSにインストールする際は、互換モードに設定しインストーラを実行してください。
対応している動作環境について教えてください。
Windows、Linuxなど、Java 8以上が稼動するOSに対応しております。
また、Apache Tomcat、Weblogic、WebSphere、JBossなど、JavaをサポートするWebアプリケーションサーバ下での実行にも対応しています。
トライアル版は製品版と比較して、機能面や性能面で違いがありますか?
トライアル版で出力したチャートには、評価目的のモジュールであることを表すメッセージが表示されます。
それ以外は機能・性能とも製品版とまったく同様にお試しいただけます。なお、トライアル版は45日間の試用期限を設けています。
評価期間は何日間ですか?
評価用アプリケーションインストール後45日間となります。
代理店で購入可能ですか?
弊社から販売、代理店を通しての販売どちらも行っております。
仮想マシン(VM)上でも動作しますか?
動作します。
VMWareのESX(i)やMicrosoftのHyper-Vなどでも問題なく動作します。
どのようなデータソースをサポートしていますか?
システム要件をご参照ください。
どのような形式のアプリケーションで利用できますか?
Javaのアプリケーションであれば、サーバーサイド、クライアントサイドのどちらでも利用できます。
サーバーサイドの場合には、サーブレット・JSP上でEspress ChartのAPIを使用し、チャートイメージをWebブラウザへ転送することが出来ます。
クライアントサイドの場合には、一般的なJavaのアプレットの他、Swingもサポートしております。
開発と運用に必要なライセンスを教えてください。
初回ご購入時は基本パック(開発ライセンス×1、サーバライセンス×1)で開発と運用が可能です。その他サーバを追加する際には追加サーバライセンス、サーバが2CPUを超過する際には追加CPUライセンス、開発環境を追加する際には追加開発ライセンスが必要です。
評価版で作成したチャートモジュールや設定などを、製品版購入時に引き継ぐことは可能でしょうか?
可能です。ライセンスファイルを評価版のものから製品版のものに変更することで製品版になります。
サポートの回数に制限はありますか?
回数に制限はありません。
製品のバージョンアップの際には別途料金はかかりますか?
サポート期間内の場合、無償でバージョンアップをお客様自身で行うことができます。
また、弊社でもバージョンアップ作業(有償)を行っています。
日本語対応していますか?
データソースに含まれる日本語等のマルチバイト文字に対応しています。GUIはデフォルトで英語ですが、日本語化マッピングファイルを適用いただくことで日本語UIに変更可能です。また、日本語の製品ドキュメントをご用意しております。
導入支援は行っていますか?
有償サービスとなりますが、弊社にて設計、インストール、設定を行うことも可能です。
評価中のサポートは受けられますか?
はい、ご利用いただけます。
質問の内容により、お時間を頂く場合がございます。予めご了承ください。
評価版に機能制限はありますか?
評価版に機能制限はありません。ただし、出力されたチャート・グラフに評価版のロゴマークが表示されます。





