災害復旧(DR)データにクラウドを利用することは可能ですか?

数テラバイト規模のデータを保有し、オフサイトのアプライアンスを設置する第2の拠点を持たない中小企業は、DRデータをクラウドプロバイダーに保存するソリューションを採用しています。クラウドベースのDRにおける真の課題は、バックアップデータが日々変化するため、データをクラウドに転送する時間が18時間未満しかなく、多大な帯域幅を必要とする点にあります。セキュリティの観点から見ると、自社のデータは他社のデータも保存されているストレージ上で混在することになります。

さらに、データ復旧が必要な場合、妥当な時間内に復旧することは事実上不可能です。数十テラバイトからペタバイト規模のデータを保有する企業は、セカンドサイト用のバックアップストレージシステムを収容するために、第2のデータセンターを保有しています。3年間の総コストで比較すると、自社でオフサイトのDRアプライアンスを運用する方が、DRデータをクラウドにレプリケートするよりもコストが低く、復旧時間もはるかに短縮されます。また、データは組織の物理的およびネットワーク上のセキュリティの背後で管理され、他組織のデータと混在しないため、セキュリティ面でもはるかに優れています。